卓球王国 2022年5月20日 発売 vol.302
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全日本選手権2021

「受けて立つ気持ちは全くない」。石川佳純、挑戦的プレーで横井に勝ちきった

四天王寺の後輩の横井を下した石川

 

初対戦の二人。それは当然だろう。横井は一般種目が初出場なのだ。

出足から石川は横井のサービスに苦しみ、流れに乗れなかった。

「1ゲーム目を挽回して勝てたので、1ゲームを落としていたら危ない試合になっていた。昔、3年前くらいに合宿をしたときにセンスのある選手だと思っていて、今回やってみてもそう感じた。サービスの変化がわかりづらかったし、バックハンドがパワフルな選手でした」と石川は試合を振り返りながら、横井を評した。

一方、横井咲桜は四天王寺の大先輩に向かっていった。「強い選手に受け身になっても勝てないと思ったのではじめから自分から攻めました。やはり自分が攻撃をしても、石川さんは待っていて、次を狙おうとしている。強かった」。

1ゲーム目を12-10で競りながら奪い取った石川だが、2ゲーム目を1本で落とした。「1点で負けた時には次から苦しい展開になるのはわかっていた。切り替えたのが良かった。自分のサービスが途中から良かったし、ロングサービスを出せたのも良かった。横井さんはラリーもうまいので、厳しいコースをついていくやり方をした。今日はちょっとレシーブに反省が残るが、自分のサービスを工夫したりとか、コース取りを工夫して、派手ではないが細かいところでよくやれたのはほめてもいいのかな」(石川)。

明日の準決勝では木下アビエルのチームメイトの木原と対戦する。「木原さんは大活躍して伸び盛りの選手なので、思い切ってやりたいですね。最終日に残ることができたので後悔しないで1球1球大事にプレーしたいです。木原さんはバック表ソフトなのでアグレッシブなプレーが多い。ワールドツアーで当たった時よりもさらにアグレッシブになっているので、明日の試合は楽しみです」と語る石川。

「昔は自分がベスト4に入ると一番年下。いつのまにか自分だけ27歳になっているけど、年齢関係なく気にせず頑張りたい。時の流れを感じることがありますね」と笑う。「昔みたいに受けて立つ気持ちは全くない」と挑戦者として明日は5年ぶりの皇后杯を狙う。

横井のサービスに苦しみながらも勝ち抜いた石川