ハン・イン(ドイツ)がアキレス腱断裂の大ケガを負い、しばらく戦線離脱を余儀なくされる。1月にカタールで開催された「WTTスターコンテンダー・ドーハ」の女子シングルス2回戦、田志希(韓国)との第5ゲームにリードしていた場面で転倒した。
世界卓球2024釜山大会が2月16日に開幕するが、前回(2022年成都大会)で銅メダルのドイツ女子は、主力であるハン・インを欠いて戦うことになる。
ドイツ女子のタマラ・ボロス監督はWTTの大会後、「ハン・インは懸命に練習し素晴らしいフォームを保っていただけに、非常に気の毒に思います。しかし、彼女はファイターです。彼女の大きな目標であるパリオリンピックへの出場が叶うことを祈っています」とコメントを発表した。
自身のSNSではすでにリハビリ・トレーニングを開始していると思われる様子が公開されているが、アキレス腱断裂という大ケガということで、今夏のオリンピックへの出場も危ぶまれている状態だ。
ハン・インは、2016年リオ五輪団体銀メダルに貢献、東京2020オリンピックでも団体4位・シングルスはリオに続いてベスト8と活躍。世界ランキングは9位(2/13発表)で、ドイツチームのエースそして精神的な支柱として釜山での活躍も期待されていた。12月にはWTT女子ファイナルズ名古屋に出場し(上写真)、優勝した孫穎莎(中国)に準々決勝で敗れたもののベスト8に入る活躍を見せていた。
参照:【WTT女子ファイナルズ】大会がスタート、奮闘のハン・インが8強進出
「ハン・インがいなければ、もちろん今回の世界卓球は少し難しくなるでしょう。しかし、私はとても楽観的です。私たちは十分な準備ができているし、強いチームです。現段階の目標は、もちろんグループリーグを勝ち上がり、第2ステージでは準々決勝に進出すること。それを達成すれば、どんなことも可能になるでしょう」(ボロス監督/2月7日のドイツチーム記者会見でのコメント。ドイツ卓球協会WEBサイトより)
釜山大会のドイツ女子は、世界ランキング17位のミッテルハムを筆頭に、シャン・シャオナ(同34位)、ヴィンター(同54位)、カウフマン(同57位)、ワン・ユアン(同85位)というメンバーで臨む。
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