2月15日、 WTTはサウジアラビアにて『WTTグランドスマッシュ』を開催することを正式に発表した。
『サウジ・スマッシュ』は、2024年5月4～11日、首都リヤドに次ぐ大都市・ジッダのキング・アブドゥラ・スポーツ・シティでの開催を予定しており、同国初のプロ卓球イベントとして行われる。
WTTシリーズの中でも最も格付けの高い『WTTグランドスマッシュ』は年間4回まで、サウジアラビアはシンガポールに次いで2番目のWTTグランドスマッシュ開催国となる。
サウジアラビアは、現在、社会的・経済的変革「ビジョン2030」（石油への依存を減らし包括的発展を実現するための成長戦略）を遂行中で、その一環として、文化・娯楽・スポーツの促進、さまざまなスポーツにおける質的な飛躍の実現を目指している。近年では、フォーミュラ1（モータースポーツ）、FIFAクラブワールドカップ（サッカー）など世界最大級のスポーツイベントも、『サウジ・スマッシュ』と同じくジッタにおいて開催されている。
「サウジ卓球連盟は、ジッダが第1回サウジ・スマッシュの開催都市に選ばれたことを誇りに思います。これは、サウジアラビアの卓球を新たな高みへと押し上げ、サウジアラビアの次世代の卓球選手を鼓舞することを約束する画期的なイベントです。私たちは、WTTとパートナーシップを組み、彼らの主要なイベントのひとつを開催できることに興奮しており、ジッダとサウジアラビアを世界に紹介できることを楽しみにしています」（サウジアラビア卓球連盟会長・アブドゥッラー・ハシム アル=バーリウ氏）
『サウジ・スマッシュ』（5月4〜11日）は、男女各64選手によるシングルス、各24組の男子・女子・混合ダブルスがトーナメント形式で行われる。その直前の5月1〜3日には、シングルスの予選（64選手）が行われ、4日からの本戦に進出する男女各8選手が決定する。賞金総額は200万USドル、男女シングルス優勝者にはそれぞれ6万5000USドルの優勝賞金と、2,000ポイントのITTF世界ランキングポイントが与えられる。
なお、サウジアラビアでは『サウジ・スマッシュ』に加え、2024年9月23～26日にはWTTユースシリーズ『WTT ユースコンテンダー・リヤド』も開催される。
上写真：2023年3月に行われた『WTTシンガポール・スマッシュ』より
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