3月7〜17日にかけて、シンガポールで開催中のシンガポールスマッシュ2024。本日行われた男女シングルス3回戦では、張本智和(智和企画)、伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(木下グループ)が登場した。
日本男子シングルス最後の砦となった張本は梁靖崑(中国)と対戦し、ゲームカウント2-0リードから無念の逆転負けを喫し、3回戦で敗退。
前陣でのアグレッシブな攻めや、ミドルをうまく使ったコース取りも冴えた張本だったが、梁靖崑の威力あふれるチキータやドライブに最後まで苦しんだ。最終ゲームでは、フォアサイドを厳しく突いて勝機を探るも、全く動じなかった梁靖崑が意地を見せて勝利となった。
注目の一戦となった平野と伊藤の「ミウミマ対決」は、フルゲームにもつれた末、伊藤に軍配。伊藤は、ゲームカウント1-2のビハインドで迎えた4ゲーム目を8-10、9-10、13-14と3度のマッチポイントをしのいで16-14で奪うと、最終ゲームでは、それまでミスが続いていた回り込みフォア強打が決まり出し、平野に反撃の隙を与えず11-1で勝利。準々決勝進出を決めた。
「日本では国内選考会がたくさんあった。平野選手と一番多く対戦していて、お互いに手の内を知った仲。何か一つでも崩せればいいと思って、頭をフル回転させました」(伊藤)
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