中学選抜女子決勝は2年連続となる貝塚第二と明徳義塾の対戦に。昨年と同様、5番までもつれる大激戦の末に貝塚第二が勝利し、見事5連覇を達成した。
【女子団体 決勝】
〈貝塚第二 3-2 明徳義塾〉
◯伊藤、10、-6、7、8 吉田
◯佐藤 8、3、9 駒瀬
三島/原 8、-10、7、-12、-5 水元/市場◯
深山 -9、-9、7、9、-9 大吉◯
◯香川 9、3、-10、-9、8 村田
貝塚第二は1番で伊藤、2番で佐藤がそれぞれ勝利すると、3番の三島/原もゲームカウント2-1とリード。このまま貝塚第二がストレートで勝利するかと思いきや、水元/市場が丁寧なレシーブからミスの少ないラリーで逆転勝利し、後半へと望みを繋ぐ。
4番に起用されたキャプテンの深山は、回転の分かりにくい巻き込みサービスからの3球目攻撃で得点を重ねるも、大吉の力のある攻撃の前に惜しくも敗戦し、勝負の行方は5番に託された。
5番の香川はバック表のミート打ちとキレのあるフォアドライブで村田から2ゲームを先取し、優勝へあと1ゲームと迫る。しかし、ここから村田が香川のボールにうまく対応し始めると、丁寧にコースをついたブロックを軸に点数を奪いフルゲームに持ち込む。最終ゲーム序盤も村田ペースで試合が進み、1-5とリード。しかし、窮地に追いやられた場面でも攻めの姿勢を崩さずに果敢に攻撃を仕掛けた香川が見事に逆転し、11-8で勝利。チームの5連覇を決めた。
●岸田聡子監督コメント
「(5連覇を達成できて)ほっとしてます。優勝を目指して頑張ってきて、優勝できると信じていましたが、会場に来てみると他のチームもみんな強かった。なかなか簡単には優勝できないかなと思っている中で、決勝も大接戦で、最後もリードされていたので、勝てて良かったです。
(決勝を振り返って)1、2番は取れるかなと思っていたけど、ダブルスは思うような練習が最後できていなかったので少し自信はなかった。4番の深山はキャプテンで最近調子も良くて、大阪オープンのカデットも準優勝だったので勝てるかなと思っていたけど、接戦で惜しくも負けてしまった。でも、それぞれの選手が良いプレーはしていました。5番の香川は最終ゲームは1-5で負けているところから挽回して大逆転で勝てたので、すごく良い試合だったかなと思います。
全中では去年優勝できなかったで、今年は優勝したいなと思っています」
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