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パリ五輪の選考レースで出遅れていた戸上隼輔と伊藤美誠が初V。ポイントを一気にジャンプアップ!!

 

女子シングルスは3月のライオンカップで長﨑美柚(現木下グループ)、8月のTリーグノジマカップで芝田沙紀(ミキハウス)に敗れていた伊藤美誠(スターツ)が、準決勝で早田ひな(日本生命)との激闘を物にすると、決勝で石川佳純にストレート勝ちし、3大会目にして優勝。

早田との準決勝はゲームカウントを31とリードし、そこから追いつかれて嫌なムードに傾きかけたが、「挑戦者の気持ちで戦った」(伊藤)という言葉通り、受け身にならずに攻めのプレーを貫いた。

早田の強打と緩いボールに対応した伊藤。伊藤は追い上げられても強気のプレーを貫いた

 

 優勝後の囲みで伊藤は「選考ポイントも大事ですが、挑戦者の気持ちで戦った。1大会1大会で選考レースはがらりと変わる。対戦相手は私に対して挑戦者の気持ちで戦ってくる。受け身にならないように私も挑戦者の気持ちで戦いました。さらに気を引き締めて上を目指したい」と話した。

 

他の選手がドライブメインに対して、伊藤はドライブとスマッシュを打ち分けた

 

伊藤のミスを誘う技術と戦術を使いたかった石川。

3ゲーム目から良いプレーが出始めたが、伊藤がそれを上回るプレーを見せた

 

女子シングルス準決勝

石川佳純(全農)101186 長﨑美柚(木下グループ)

伊藤美誠(スターツ) -101076-7-49 早田ひな(日本生命)

 

●女子シングルス決勝

伊藤美誠 4、6、8、8 石川佳純

 

今年12月初めまでの選考ポイント獲得者の上位5人が、来年に南アフリカで開催予定の世界選手権(個人戦)につながるアジア大陸予選に選ばれる。パリ五輪代表をつかむために重要になる世界選手権。12月までの残り3カ月の選考レースから目が離せない。

 

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