去る12月13・14日の2日間にわたって、アサンテ スポーツパーク(神奈川県立スポーツセンター)スポーツアリーナ1で行われた「パラID全日本選手権2025」。これは(一社)日本知的障がい者卓球連盟が主催する全国大会で、男女シングルスの上位陣はナショナルチーム選手など強豪選手がこぞって参加し、頂点を争う国内最高峰の戦い。パラリンピックをはじめとした国際大会の出場権争いにも関係するとあって、熱く、レベルの高い試合が目白押しとなった。
他方で、初めて参加する選手や初・中級の選手も多くエントリーしており、予選リーグで下位になった選手のための第2ステージとして「フレンドリートーナメント」も用意された。男女ダウン症の部も開催され、2日間、会場は200名を超える選手と関係者の熱気に包まれた。
入賞者の記録は以下の通り
〈男子シングルス〉3位まで表彰
①浅野 俊(青嵐クラブ/写真中央)
②吉田友也(株式会社トラストシステム/写真右)
③原 一(㈱レゾナック・ガスプロダクツ/写真左)

ガッチリした体格からパワフルな全力ドライブを連発して頂点に立った浅野
〈女子シングルス〉3位まで表彰
①馬渡伊吹(八戸卓球アカデミー/写真中央)
②和田なつき(㈱内田洋行/写真右)
③山口美也(㈱日立ハイシステム21/写真左)

丁寧なつなぎを中心とした的確な技術の使い分けで女子シングルスを制した馬渡
〈男子ダウン症の部〉2位まで表彰
①中村遼介(大須卓球場/写真左)
②善當竜也(TOMAX/写真右)

〈女子ダウン症の部〉1位のみ表彰
①川久保美鈴(ポート長崎)

記録・一部写真提供:(一社)日本知的障がい者卓球連盟

大会を支えた役員・審判員の皆さん
※この大会の詳しい模様は、卓球王国本誌2026年3月号(1月21日発売)に掲載します
ツイート