卓球王国 2021年6月21日 発売 vol.291
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欧州リポート

シェルベリの2得点でボルシア・デュッセルドルフが3季ぶり、31度目のブンデス制覇

 ドイツ・ブンデスリーガはプレーオフ決勝が行われ、ボルシア・デュッセルドルフがザールブリュッケンを下し3シーズンぶりの優勝。試合の結果は下記のとおり。

 

【2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ】

◆プレーオフ決勝 ※()内はレギュラーシーズン順位

【ボルシア・デュッセルドルフ(1位) 3-1 ザールブリュッケン(2位)】

 K.カールソン -9、-8、4、9、-4 ヨルジッチ○

○シェルベリ -9、10、8、9 フランチスカ

○ボル -9、8、7、6 尚坤

○シェルベリ 5、8、-10、10 ヨルジッチ

 

 決勝はレギュラーシーズン1位のボルシア・デュッセルドルフと同2位のザールブリュッケンの対戦で、昨年12月に行われたヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)決勝の再戦となった。ボルシア・デュッセルドルフは1番のk.カールソン(スウェーデン)がヨルジッチ(スロベニア)に競り負けるも、2番で成長著しいシェルベリ(スウェーデン)がフランチスカ(ドイツ)を下してタイに戻す。ここでボルシア・デュッセルドルフは大黒柱のボル(ドイツ)が登場。尚坤(中国)に1ゲームを先行されながらも3ゲームを連取して優勝に王手をかけると、4番でもシェルベリがヨルジッチを下して3シーズンぶりの優勝を決めた。

3番できっちり得点をあげたボル(写真提供:ETTU・写真はECLでのプレー)

 

 ボルシア・デュッセルドルフは3シーズンぶりの優勝で、自らの持つ最多優勝記録を更新する31回目のブンデスリーガ制覇となった。今シーズンはECL、ドイツカップでの優勝を果たしており、クラブとして4度目のトリプルクラウン(3冠)を達成した。

 間違いなく、今シーズンのMVPはシェルベリだ。ECL決勝に続き、プレーオフ決勝でもザールブリュッケンから2得点をあげる大車輪の活躍でクラブの3冠達成に大きく貢献した。パンデミックに世界が揺れたこの1年で急成長を遂げ、レギュラーシーズンでは堂々の個人成績1位となり、ボルと並ぶクラブのエースに成長。スウェーデン代表として初のオリンピック出場もつかみ、ヨーロッパトップの仲間入りを果たした。ボルシア・デュッセルドルフのハイスター監督(オランダ)も「アントン(シェルベリ)はシーズンを通して最高のパフォーマンスだった。プレーオフ決勝でもエース起用に値する選手になった」と賞賛のコメントを贈った。

3冠達成の立役者となったシェルベリ(写真提供:ETTU・写真はECLでのプレー)

 

 昨シーズン、初のブンデスリーガ制覇を成し遂げたザールブリュッケンは連覇ならず。フランチスカ、尚坤、ヨルジッチのラインナップは強力だが、決勝ではECL決勝に続きシェルベリに2敗を喫し、3番起用のボルにきっちりポイントを奪われて流れをつかめなかった。