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決勝は男女ともに中国勢同士の対決に WTTチャンピオンズ新郷

本日(15日)、大会最終日を迎えたWTTチャンピオンズ新郷。昨日男女シングルス準決勝が行われ、男子は、ともに激戦をものにした樊振東と梁靖崑が決勝進出。

先に試合が行われた梁靖崑は林昀儒(チャイニーズタイペイ)と対戦。互いに2ゲームずつ奪い合い、迎えた第5ゲームは林昀儒が4-0リードでゲームがスタート。しかし後半は、林昀儒のミドルとフォアサイドを徹底的に突く戦術で得点を重ねた梁靖崑が、勢いそのままに連続でゲームを奪い、4-2で勝利となった。

梁靖崑 5、9、-5、-12、8、4 林昀儒

決勝へ勝ち進んだ梁靖崑

フォアハンドでのミスが目立ち、一歩及ばなかった林昀儒

 

昨日の最終試合となった樊振東と林鐘勳(韓国)の試合は、樊振東がゲームカウント3-1とリードするも、林鐘勳が前陣での回り込みフォアカウンターを樊振東のフォアサイドに決めるなど好プレーを連発。2ゲームを奪い返して勝負は最終ゲームまでもつれ込んだ。

最終ゲームでは、樊振東がわずかなリードを保ちそのまま逃げ切って勝利。決勝へ駒を進めた。

樊振東 8、6、-5、10、-8、-6、9 林鐘勳

辛勝で決勝に駒を進めた樊振東

わずかに及ばずも、高い実力を示した林鐘勳

 

女子は、ともに同士討ちの準決勝を制した孫穎莎と王芸迪が決勝に進み、男女ともに決勝は中国勢同士の対戦となった。

孫穎莎は早田ひな(日本生命)に勝利して勝ち上がった陳夢と対戦し、4-0で完勝。ラリー戦でも、鋭いコース取りで終始主導権を渡さず、危なげない試合運びで決勝へ勝ち進んだ。

孫穎莎 5、5、7、6 陳夢

サービスでの得点も多かった孫穎莎

ラリーで優位に立てなかった陳夢

 

王芸迪は、優勝候補の王曼昱(中国)との激戦を制して勝ち上がった陳幸同(中国)と対戦。互角の戦いが予想されたが、パワーで上回った王芸迪が4-1で勝利を収め、決勝進出を果たした。

王芸迪 7、3、-8、8、9 陳幸同

パワードライブで試合を優位に展開した王芸迪

陳幸同は準決勝で悔しい敗退

写真提供:WTT

 

☆WTTチャンピオンズ新郷 試合記録 
〈男子シングルス〉
●1回戦

張本智和 -10、4、5、9 フランチスカ(ドイツ)

林鐘勳(韓国) 8、7、6 篠塚大登

モーレゴード(スウェーデン) 9、6、11 宇田幸矢

●2回戦

林鐘勳 -4、8、5、10 張本智和

●準々決勝

樊振東(中国) 9、-6、-8、11、8 林詩棟(中国)

林鐘勳 6、11、-7、8 A.ルブラン(フランス)

林昀儒(チャイニーズタイペイ) 5、4、7 フィルス(ドイツ)

梁靖崑(中国) 6、9、9 王楚欽(中国)

●準決勝

樊振東 8、6、-5、10、-8、-6、9 林鐘勳

梁靖崑 5、9、-5、-12、8、4 林昀儒

 

〈女子シングルス〉

●1回戦

早田ひな 5、5、5 ユ・フ(ポルトガル)

石川佳純 5、4、11 A.ディアス(プエルトリコ)

伊藤美誠 7、6、7 S.サウェータブット(タイ)

陳幸同(中国) 4、8、8 木原美悠

●2回戦

早田ひな 6、3、6 ミッテルハム(ドイツ)

陳夢(中国) 7、6、6 石川佳純

伊藤美誠 1、6、8 スッチ(ルーマニア)

●準々決勝

孫穎莎(中国) -6、6、9、7 伊藤美誠

陳夢 -9、12、-9、6、11 早田ひな

王芸迪(中国) 3、10、5 申裕斌(韓国)

陳幸同(中国) 13、-9、8、-9、5 王曼昱(中国)

●準決勝

孫穎莎 5、5、7、6 陳夢

王芸迪 7、3、-8、8、9 陳幸同

 

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