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全日本選手権2021

寒さとも戦う? 小塩遥菜、徐々に温まったエンジン

●ジュニア女子4回戦

小塩遥菜(JOCエリートアカデミー) 10、2、6 藤田知子(ミキハウスJSC)

 ジュニア女子4回戦、カットの小塩遥菜は1ゲーム目に大量リードを許し、先にゲームポイントを奪われながら逆転。2ゲーム目以降はペースをつかんでストレート勝ちを収めた。対戦相手の藤田も小塩のカットの変化をうまく見極め、前に落とすループドライブや巧みなストップでチャンスを作ったが、小塩の堅陣は崩れず。

1ゲーム目を逆転で奪い、一気にペースをつかんだ小塩

ボールセンスを感じさせるカット打ちを見せた藤田だが、さらに決定力を磨きたい

 試合後、「1試合目は会場が寒くて、あまり体が動かなかったんですけど、2試合目の2ゲーム目以降は体が動いてきた。自分の練習してきたプレーが出せたんじゃないかなと思います」と語った小塩。寒さは使い捨てカイロでしのいだそうだ。朝9時半の試合開始時点では、昨日よりかなり暖かかった会場だが、換気を繰り返すうちに次第に冷え冷えに。選手たちはアップに時間をかけて体を温めるなど、寒さ対策に気を遣っている。

 「前回は2位という悔しい結果だったので、今回こそはコロナ禍の中でずっと練習してきたことを出して、優勝できるよう頑張りたい」と語った小塩。徐々にエンジンがあたたまり、昨年逃したタイトルへ一歩ずつ近づいている。

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