<卓球王国2023年 6月号より>
ミズノの卓球シューズの中で、軽量・柔軟・素足感覚タイプにあたる『ウエーブドライブ』シリーズ。その中でもトップモデルに位置づけられる『NEO』の新作、『ウエーブドライブ NEO3』が今年(2023年)2月に発売となった。
『NEO』のウリはなんと言ってもフィット感。シュータン(ベロ)とアッパーが一体となった「ブーティー構造」と呼ばれる、靴下や足袋(たび)のような構造を採用し、他のシューズとはひと味違ったフィット感と履き心地を実現させた。『NEO3』は高いフィット感を踏襲(とうしゅう)しながら、細部により磨きをかけたモデルとなっている。
機能面の優秀さをあげていくとキリがないのだが、大きなポイントとして、『NEO3』では「新ブーティー構造」を採用。前作までは一体化したシュータンとアッパーがくるぶし周りをぐるっと包むような構造だったが、『NEO3』では、その構造に変更が加えられている。
外側から見ると他のシューズと変わらないが、シューズ内部でシュータンとアッパーがつながっており、前足部が靴下のような構造に。これによって前作以上に足の甲にフィットし、動作中でもシューズと足の一体感がなわれることがなくなった。また、履き心地も柔らかく、さらなる軽量化にも成功している。
アウトソールの意匠(いしょう)も注目すべきポイントだ。拇指球(ぼしきゅう)部分に三角形の意匠を密集させることで、グリップ力と耐久性がアップ。中足部のラバーをなくした「セパレートソール」を採用し、ここでも軽量化を図った。
カラーリングも、ブルー系がベースだった『NEO2』から『NEO3』ではブラックベースに。ブラックが力強さを感じさせ、アクセントカラーのブルーとレッドが、スピード感とエネルギッシュな印象を与える。
季節は春。気持ちも新たに、シューズの新調を考えている方もいるだろう。軽やかに、それでいて力強く、新たな一歩を踏み出すなら、この一足で間違いない。
●¥16,500(税込)
●カラー:ブラック×ブルー×レッド(写真)・イエロー×ネイビー(限定色)
●サイズ:21.0・22.0~29.0㎝(限定色は23.0~28.5㎝のみ)
●ミズノ㈱ お客様相談センター:0120・320・799
https://jpn.mizuno.com/tabletennis
photo >> Yoshinori Eto
text >> Takazumi Asano
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