8月10日のパリ五輪卓球競技閉幕からおよそ2週間後の8月23日に、ドイツ・ブンデスリーガの新シーズンが開幕する。開幕を前に、ここでは2024-25シーズンの各チームの陣容と注目トピックスを紹介していく。
●2024-25 ドイツ・ブンデスリーガ1部
※★は新加入選手
【ザールブリュッケン】
E.イオネスク(ルーマニア)、村松雄斗(日本)、フランチスカ(ドイツ)、マイスナー(ドイツ)、ヨルジッチ(スロベニア)、イゲンラー(トルコ)
【ボルシア・デュッセルドルフ】
シュトゥンパー(ドイツ)、ボル(ドイツ)、シェルベリ(スウェーデン)、チウ・ダン(ドイツ)、ハウグ(ノルウェー)
【ケーニヒスホーフェン】
ゼリコ(クロアチア)、シュテガー(ドイツ)、オルト(ドイツ)、上田仁(日本)、アレグロ(ベルギー)、ミュールバッハ(ドイツ)
【ブレーメン】
ファルク(スウェーデン)、アギーレ(パラグアイ)、ゲラシメンコ(カザフスタン)、★プチュンチカ(モルドバ)
【ミュールハウゼン】
メンゲル(ドイツ)、ベルトラン(フランス)、O.イオネスク(ルーマニア)、Da.ハベソーン(オーストリア)、ミューラー(ドイツ)
【オクセンハウゼン】
ゴーズィ(フランス)、カルデラノ(ブラジル)、★アビオドゥン(ポルトガル)、★戸上隼輔(日本)、★イイヅカ(ブラジル)
【ベルクノイシュタッド】
ドゥダ(ドイツ)、ルイズ(フランス)、ラッセンフォッセ(ベルギー)、ジャー(アメリカ)
【グリュンヴェッターズバッハ】
アポロニア(ポルトガル)、ワルサー(ドイツ)、トゥリーニ(イタリア)、★テオドロ(ブラジル)、プライス(イングランド)、★デノドレス(フランス)
【グレンツァオ】
ウォーカー(イングランド)、バウム(ドイツ)、クビク(ポーランド)、馮翊新(チャイニーズタイペイ)、★ムラデノビッチ(ルクセンブルク)
【フルダ・マーバーツェル】
フィルス(ドイツ)、荘智淵(チャイニーズタイペイ)、ムン・ファンボー(ドイツ)、★高承睿(チャイニーズタイペイ)、★オフチャロフ(ドイツ)
【バート・ホンブルク】
★アックズ(フランス)、アンドラシュ(ハンガリー)、★K.カールソン(スウェーデン)、坪井勇磨(日本)、エーメ(ドイツ)
【ボルシア・ドルトムント】
★ニュティンク(ベルギー)、ベリルンド(スウェーデン)、★リンド(デンマーク)、ボトロフ(ドイツ)、★リ・ヨンイン(中国)、クレイン(ドイツ)
〈今季は2チームが昇格し、12チームでの戦いに〉
昨シーズン、ブンデスリーガ1部は全11チームで争われていたが、最下位に終わったマインツ05が2部へ降格。代わりにバート・ホンブルクとボルシア・ドルトムントの2チームが1部へ昇格し、今シーズンは12チームでの戦いとなる。バート・ホンブルクは2シーズンぶり、ボルシア・ドルトムントは初の1部昇格。
バート・ホンブルクとボルシア・ドルトムントとも、1部でのシーズンに向けて補強を敢行。バート・ホンブルクはパリ五輪団体戦で銀メダルを獲得したK.カールソンと東京五輪フランス代表のアックズを獲得。ボルシア・ドルトムントは国際大会でも実績のあるニュイティンクとリンド、昨シーズンはマインツ05でプレーし、村松やシェルベリ、ファルクを破って14勝をあげたリ・ヨンインと、3人のサウスポーが加わった。
〈日本人選手は4人がプレー。坪井はチームとともに1部へ昇格〉
今シーズンは4人の日本人が1部のチームに所属。村松と上田は昨シーズンに続いてザールブリュッケンとケーニヒスホーフェンでプレー。戸上はオクセンハウゼンに復帰し、2シーズンぶりにブンデスリーガを戦う。バート・ホンブルクの坪井は2シーズン2部でプレーし、チームとともに昇格を果たしたが、1部での活躍にも期待したい。
〈フルダ・マーバーツェルは大型補強で逆襲狙う〉
昨シーズンのプレーオフに進出したザールブリュッケン、ボルシア・デュッセルドルフ、ケーニヒスホーフェン、ブレーメンは新加入選手の獲得はなし。その中で昨シーズン10位に沈んだフルダ・マーバーツェルが大型補強を敢行。まずはノイ・ウルムが解散し、フリーとなっていたオフチャロフを獲得すると、伸び盛りの19歳・高承睿も獲得。EU以外の選手の1試合あたりの出場枠が限られているため、荘智淵と高承睿が同時に出場することはできないが、オフチャロフと両者のいずれかが並ぶオーダーは強力だ。
〈ボルはVでラストシーズンを飾れるか?〉
パリ五輪をもって国際大会から引退したボル(ドイツ)は、ブンデスリーガでも2024/25シーズンが最後の戦い。ブンデスリーガ5連覇で有終の美を飾りたいところだ。
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