現在、卓球王国では「別冊卓球グッズ2022」中級者から上級者までの選手と試打を行っている。
その中でもすこぶる評判の良いのがVICTASの[V>20 Double Extra]だ。
3月上旬にVICTASのアドバイザリースタッフの松平賢二(協和キリン・元世界団体メダリスト)選手が試打を行った。本人には事前情報を与えずに、先入観なしで試打を行った。
まずは彼の主戦武器であるフォアドライブを打つ。
「ボールの食い込みがメチャクチャいい! 粘着っぽい、中国的な音がするのに、かなり使いやすい。そのギャップがあります。打球した時に『カチ!』と重い音がするけど、しっかり回転がかかっているし、ドライブした時にボールが上に飛んでいく。前陣でコンパクトに力を入れないで打球するのは相当に打ちやすい」
まずは驚きの声だ。
松平賢二のラバーを試す時のバイアスは、中陣でフォアクロスのドライブの打ち合いからストレートへのカウンタードライブが決まるかどうかだと言う。試打1本目で見事にストレートへのカウンターが決まった。
「ストレートに打ちやすい。これはボールを食ったあとに上に上がってくれるし、誤差があったとしても勝手に入っていく感覚がありますね。カウンターがこんなにやりやすいんだ。驚きですね」
またもや驚きの声をあげる松平。「当たった時のボールが上に上がってくれる持ちの良さがありますね。ボールも深く入っていく。弾道も自分の好みですね」
次に松平はバックハンドを打ちだす。
「フォアを打った時にはバックはどうかなと思いましたが、これはバックでもいける。ただ、フォアで使うほうが合っているかも。バックで使うなら少し軟らかめのほうが合っているけど、中陣で打った時はこれも威力が出ますね」
そして、次に試したのは対ツッツキのドライブとサービスとレシーブだ。
「切れたツッツキをしっかりドライブで持っていけるのは良いラバーですね。このラバーは別物ですね。ぼくに絶妙にフィットしている。切れたサービスも出せるし、台上技術でボールを止めることができる。トップシートの粒が低くて、やや中国的なトップシートだけど、その分、スポンジが厚いのが良い感じです。台上を止めることができるのに打てばしっかり飛んでいくし、使いやすい。それにブロックはナチュラルに変化しますね。
他のラバーだと、打球した瞬間にラケット角度やスイングを調整しなければいけないというストレスがあるけど、[V>20]はストレスなく使える、スイングしたら勝手に入っていく感覚ですね」と松平は絶賛する。
今年のメガヒット商品の予感を放つVICTASの[V>20 Double Extra]は本日VICTASから出荷した。このラバーはユーザーの心をどれだけとらえるだろうか。
<写真提供:VICTAS>
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