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伊藤美誠「オリンピックという遠い目標ではなく、まずは目の前の世界卓球という目標に向かっていく」

3月15・16日の両日、長野市のホワイトリングで第2回伊藤美誠杯 卓球ワールドチャレンジ in NAGANOが開催され、大会名誉会長の伊藤美誠選手は「レベルの高い試合を見ることができました。ここで優勝した選手が、世界につながるような大会になってほしい。男子でも女子でもレベルが高く、練習をお願いしたいくらいです」と大会終了後にメディアに答えた。

また、ロサンゼルス五輪に向けての気持ちを聞かれると、「今は遠い目標ではなく、目の前の目標をやり切りたい。目の前の世界選手権で頭がいっぱいです。卓球はいつまでやってもいいと思います。今は、自分が満足するまでやり切ったというところまでやりたいです。まずはドーハの世界選手権でメダルを獲ることが目標で、自分がどこまで卓球をやるかは全く想像できていない。どこまで行けるのかを楽しみたい」とコメントした。

以前は世界ランキング1位を目標にしていたが、現在はどうかと問われると、「世界ランキング1位はWTT(国際大会ツアー)に出続けて、常に上位に入らなければなりません。今は世界ランキングよりも世界選手権でメダルを獲りたい。一番現実味があるのはそのメダルであり、現実を見るべきだと今は感じています。中国選手にひとりでも勝ちたいですね」と、5月17日から始まる世界選手権ドーハ大会(個人戦)への意気込みを語った。

女子優勝者の石田心美(福岡県・石田卓球N⁺)、男子優勝者の髙森健太(愛知県・愛工大名電中)と伊藤美誠・大会名誉会長

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