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東京五輪卓球

林昀儒がヨルジッチをシャットアウト。混合ダブルスに続いて2つ目のメダルが見えてきた

●男子シングルス準々決勝

林昀儒(チャイニーズタイペイ) 4、7、4、6 ヨルジッチ(スロベニア)

 

昨日の4回戦で張本智和(日本)をパワフルなバックドライブで打ち破り、注目されていたヨルジッチ(スロベニア)。

林昀儒(チャイニーズタイペイ)は、「長短の出し分けが世界一わかりにくい」と言われるサービステクニックでヨルジッチのレシーブミスを誘うと、自らはヨルジッチのフォアとバックのサービスを一撃のバックドライブとチキータで狙い打つ。一方的な内容で林昀儒がヨルジッチを下し、初出場ながら準決勝に駒を進めた。

林昀儒はロングサービスを出し続け、ヨルジッチの足を止めさせることに成功

 

林昀儒はロングサービスを多用し、ヨルジッチのレシーブ位置を狂わせた。ラリー戦に持ち込ませず、サービスエースとサービスからの3球目で得点を量産し、ほぼすべてのサービスに対してレシーブから強打を仕掛けた。ヨルジッチ対策を入念に立て、それをスタートから徹底して行った完璧な内容であった。

フォア前をチキータしようとして、ロングサービスに逆を突かれるヨルジッチ

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