7月10・11日に台湾・台北にて「第1回 世界ろう者ユース選手権」が開催。この大会は2004年1月1日から2011年12月31日の間に生まれた12~19歳の聴覚障がい者のための世界大会で、今回が初の開催となる。
男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目が行われ日本は7個のメダルを獲得し、女子シングルスでは佐々岡希花が初代チャンピオンに輝いた。
【日本代表選手】
男子●前野大斗(宮城県立聴覚支援学校)、澤寿史(愛知県立岡崎聾学校)、大本涼太(広島県立広島南特別支援学校)、竹山琉介(広島県立広島南特別支援学校)
女子●牧野陽菜(学校法人國學院大)、下条玲奈(茨城県立水戸聾学校)、山田萌心(益田市立益田中/明誠U15)、佐々岡希花(島根県立浜田ろう学校)
〈男子シングルス〉
澤・大本:ベスト8
前野・竹山:予選リーグ敗退
〈女子シングルス〉
佐々岡:優勝
山田:準優勝
牧野・下条:ベスト8
〈男子ダブルス〉
大本/竹山:3位
澤/前野:5位
〈女子ダブルス〉
牧野/山田:準優勝
下条/佐々岡:3位
〈混合ダブルス〉
澤/佐々岡:準優勝
大本/山田:3位
竹山/牧野・前野/下条:ベスト8
女子シングルス決勝は中学2年の佐々岡と中学3年の山田による同士討ちとなり佐々岡が4-3で勝利。昨年のデフリンピックでメダルを獲得するなど、シニアでも活躍を見せる山田を破ってタイトルを手にした。日本女子は佐々岡と山田は出場3種目すべてでメダルを獲得したほか、下条と牧野も女子ダブルスで入賞を果たし、出場した全員がメダルを獲得。男子もシングルスこそメダルを逃したが、男子ダブルスで大本/竹山が3位、混合ダブルスで2つのメダルを手にするなど健闘を見せた。
また、本日からは同会場で「第4回 世界ろう者選手権」がスタート。7月19日まで男女団体、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの7種目が行われる。ユースに出場した山田はそのまま同大会にも出場。一般での活躍にも期待したい。
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