卓球王国 2024年11月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

第1回 世界ろう者ユース選手権女子単で佐々岡希花が優勝! 日本は5種目で7つのメダルを獲得

 7月1011日に台湾・台北にて「第1回 世界ろう者ユース選手権」が開催。この大会は2004年1月1日から2011年12月31日の間に生まれた12~19歳の聴覚障がい者のための世界大会で、今回が初の開催となる。

 男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目が行われ日本は7個のメダルを獲得し、女子シングルスでは佐々岡希花が初代チャンピオンに輝いた。

 

【日本代表選手】

男子●前野大斗(宮城県立聴覚支援学校)、澤寿史(愛知県立岡崎聾学校)、大本涼太(広島県立広島南特別支援学校)、竹山琉介(広島県立広島南特別支援学校)

女子●牧野陽菜(学校法人國學院大)、下条玲奈(茨城県立水戸聾学校)、山田萌心(益田市立益田中/明誠U15)、佐々岡希花(島根県立浜田ろう学校)

 

〈男子シングルス〉

澤・大本:ベスト8

前野・竹山:予選リーグ敗退

 

〈女子シングルス〉

佐々岡:優勝

山田:準優勝

牧野・下条:ベスト8

 

〈男子ダブルス〉

大本/竹山:3位

澤/前野:5位

 

〈女子ダブルス〉

牧野/山田:準優勝

下条/佐々岡:3位

 

〈混合ダブルス〉

澤/佐々岡:準優勝

大本/山田:3位

竹山/牧野・前野/下条:ベスト8

 

 女子シングルス決勝は中学2年の佐々岡と中学3年の山田による同士討ちとなり佐々岡が4-3で勝利。昨年のデフリンピックでメダルを獲得するなど、シニアでも活躍を見せる山田を破ってタイトルを手にした。日本女子は佐々岡と山田は出場3種目すべてでメダルを獲得したほか、下条と牧野も女子ダブルスで入賞を果たし、出場した全員がメダルを獲得。男子もシングルスこそメダルを逃したが、男子ダブルスで大本/竹山が3位、混合ダブルスで2つのメダルを手にするなど健闘を見せた。

 また、本日からは同会場で「第4回 世界ろう者選手権」がスタート。7月19日まで男女団体、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの7種目が行われる。ユースに出場した山田はそのまま同大会にも出場。一般での活躍にも期待したい。

女子シングルス優勝の佐々岡(右)と同準優勝の山田(写真提供:一般社団法人 日本ろうあ者卓球協会)

関連する記事