ポーランド・スーパーリーグは昨週末に新シーズンがスタート。その開幕戦に谷垣佑真(愛工大名電高)、田原彰悟(愛知工業大)の2人が出場した。
【2021-2022 ポーランド・スーパーリーグ男子1部】
※4・5番は3ゲームズマッチ
〈ボゴリア 3-1 スへドニュフ〉
○バドフスキー 5、-10、6、5 コンスタンティノポウロス
シルチェク -11、-5、-5 谷垣○
○レジンスキー -11、13、5、3 ペレク
○バドフスキー 7、7 谷垣
★谷垣佑真通算成績:1勝1敗
〈エネルガ・マネキン 3-1 ポロニア・ビトム〉
○田原 5、-9、9、2 フォルワルスキー
ヴェンダーリヒ 7、-8、8、8、-5 フローラス○
○クルパ -10、8、11、5 ウィチェク
○田原 7、8 フローラス
★田原彰悟通算成績:2勝0敗
先日行われたインターハイで三冠に輝いた谷垣は、ヨーロッパチャンピオンズリーグにも出場する強豪のボゴリアと対戦。東京五輪にも出場し、2013年の世界選手権では水谷隼を破った実績を持つ世界ランキング54位のシルチェク(チェコ)を相手にストレートで勝利。その勢いで勝利を重ねたいところだったが、4番では2019年ポーランドオープン準優勝のバドフスキー(ポーランド)に敗れ、チームも敗戦となった。一方、田原は2勝をあげてチームを勝利に導く活躍。4番では元ポーランド代表のフローラスを下した。
昨シーズンは新型コロナウイルスの影響で参戦できたのは町飛鳥(ファースト)のみだったが、ここ数シーズンは日本選手も数多く参戦しているポーランド・スーパーリーグ。今シーズンは谷垣と田原以外に7名の日本選手が各チームと契約。有延大夢(琉球アスティーダ)、町飛鳥、平野友樹(協和キリン)、笠原弘光(シチズン時計)、松山祐季(協和キリン)、御内健太郎(シチズン時計)、鹿屋良平(リコー)がエントリーされている。有延は昨シーズンのチャンピオン・ジャルドヴォに所属。平野、鹿屋、松山、田原の4人は同じエネルガ・マネキンと契約を結んでいるが、ヨーロッパ以外の選手は1試合につき1人しか出場できない。
他国のリーグと契約を結びながらの参戦も可能なため、世界トップクラスの選手が一定期間チームに合流して試合に出場するスポット参戦も多いのが特徴で、これはTリーグと近い。実際、ギオニス(ギリシャ)や町、吉田雅己(木下グループ)などはスーパーリーグとTリーグを掛け持ちで出場していた。
今シーズンは、韓国から安宰賢や林鐘勲など9名、チャイニーズタイペイからは荘智淵ら3名が参戦。それ以外にもモーレゴード(スウェーデン)、グナナセカラン(インド)、ユージン・ワン(カナダ)、呉柏男(香港)などが登録されており、こうした選手たちが以前のようにコンスタントに参戦できる社会状況になれば、ドイツ・ブンデスリーガに次ぐレベルのリーグと言えるだろう。
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