VICTASが創業90周年を迎え、14種類の選手ラケットを12月下旬に発売する。
その中で丹羽孝希モデルに続き、目立っているのが「松下浩二90thモデル」だ。なぜなら、現役選手ではない松下浩二のモデルで、しかも同社の社長なのだから。
現役時代、五輪に4回出場、全日本選手権4回優勝、世界選手権では団体と男子ダブルスでのメダリストになっている。全日本選手権の男子シングルスでは優勝した最後のカットマンとして「レジェンド」と言われる人だ。
加えて言うならば、全日本チャンピオンで卓球メーカー(ヤマト卓球・現VICTAS)の社長に就いた初めての人でもあり、その後、いったんは社長を辞し、自身の悲願でもあった「新リーグ設立」(実質プロリーグだが実業団が母体のチームもあるためプロリーグとは言えない)に動き、Tリーグを創設させた。
2020年10月にVICTASの社長に復帰した松下浩二。コロナ禍で卓球業界も下を向きがちなタイミングではあったが、社長就任後から積極的に動き、日本卓球協会のオフィシャルサプライヤーの契約を落札、日本メーカーでは初のカラーラバーを発売、そして2021年の締めは90周年記念モデルラケットの発売だった。
現役時代に松下自身が使っていたカットマンモデルをさらに改良して発売したのが2011年に発売した「松下浩二」ラケット。
ブレードは大きめにして、木材は上板にリンバ、中芯にアユースを使用した5枚合板。カット用に弾みを抑えながらも、攻撃時にはしっかりと威力を出すために添え芯に特殊木材を使用した。
また、カットやツッツキの時に手首を利かせやすくするためにSTグリップを3mmだけ短めにしている。
●木材5枚
●グリップはSTのみ
●DEF
●板厚 5.4mm
●重さ 87±g
●ベースの商品 【松下浩二】
●11,000円(税込み)
このラケットを現在使っているのは、VICTASアドバイザリースタッフのハン・イン(ドイツ)と、小塩遥菜だ。
ハン・インと小塩遥菜の90thモデルラケットもベースは「松下浩二モデル」なのだ。
●木材5枚
●グリップはSTのみ
●DEF
●板厚 5.4mm
●重さ 87±g
●ベースの商品 【松下浩二】
●11,000円(税込み)
●木材5枚
●グリップはFLのみ
●DEF
●板厚 5.4mm
●重さ 87±g
●ベースの商品 【松下浩二】
●11,000円(税込み)
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