11月10~14日にベルギー・スパにてヨーロッパU21選手権が開催。この大会は2017年からスタートし、今回が5回目。男女のシングルスとダブルス、混合ダブルスの5種目で王者が決定した。(写真提供:ETTU)
【男子シングルス】
優勝:スゴウロポウロス(ギリシャ)
準優勝:グレブネフ(ロシア)
3位:カツマン(ロシア)、ベルトラン(フランス)
【女子シングルス】
優勝:カウフマン(ドイツ)
準優勝:タイラコワ(ロシア)
3位:ドラゴマン(ルーマニア)、シュレイナー(ドイツ)
【男子ダブルス】
優勝:ラッセンフォッセ/コソロスキー(ベルギー)
準優勝:アンドラシュ/バン(ハンガリー/クロアチア)
3位:コロジェツキ/ウルス(オーストリア/モルドバ)、カツマン/グレブネフ(ロシア)
【女子ダブルス】
優勝:イルマズ/ハラク(トルコ)
準優勝:スルヤン/ヨキッチ(セルビア)
3位:タイラコワ/アブラミアン(ロシア)、ククルコバ/ラボソバ(スロバキア)
【混合ダブルス】
優勝:シポシュ/ドラゴマン(ルーマニア)
準優勝:レンベール/クック(フランス)
3位:ベルトラン/モスタファビ(フランス)、シドレンコ/タイラコワ(ロシア)
男子シングルスを制したのはスゴウロポウロス。先日のヨーロッパ選手権団体戦でも活躍を見せたカツマン、グレブネフのロシア勢を準決勝、決勝でフルゲームで破って頂点に立った。スゴウロポウロスは2019年大会に続き、2度目のヨーロッパU21選手権制覇。ヨーロッパユースでも2017・2018年にジュニア男子シングルス2連覇を果たすなど、実績を残しているのだが、やや伸び悩んでいる感もあり、そろそろシニアでの活躍を見せてほしいところだ。
女子シングルスではカウフマンが15歳にして戴冠。カテゴリー的にはカデットの年代だが、年上の選手を次々に破って優勝を果たした。15歳5カ月での優勝は前回大会を制したパヴァデ(フランス)の15歳7カ月を上回る最年少記録。ドイツ・ブンデスリーガでも五輪代表のP.ゾルヤを下すなど、ポテンシャルの高さは一級品のカウフマン。パヴァデとともに、数少ない欧州女子期待の星としてさらなる成長に期待したい。
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