3月27〜31日にかけて、韓国・仁川で開催中のWTTチャンピオンズ 仁川。昨日(30日)男女シングルス準々決勝・準決勝が行われ、決勝カードが決定した。
男子シングルスは、準々決勝で好調のゴーズィ(フランス)との激闘を制した梁靖崑(中国)が、準決勝で五輪王者の馬龍(中国)にゲームカウント4−3で勝利して決勝進出。
もう一方では、カルデラノ(ブラジル)が、準々決勝でWTTスターコンテンダーゴア(インド)の決勝で敗れているF.ルブラン(フランス)にリベンジを果たし、続く準決勝で張本智和(智和企画)を退けた樊振東(中国)をゲームカウント4-2で破る金星を上げ、決勝進出を果たした。
カルデラノが樊振東から勝利を収めたのは、2018年のワールドツアー・グランドファイナル以来、5年ぶり。当時も韓国・仁川で行われ、同じゲームカウント4-2というスコアで勝利している。
また女子シングルスでは、準々決勝で早田ひな(日本生命)をフルゲームで退けた孫穎莎(中国)が、準決勝で王芸迪(中国)に完勝して決勝進出。決勝では、勢いのあった田志希(韓国)、準決勝で陳夢(中国)との同士討ちを制した王曼昱(中国)と対戦する。
また日本勢で準々決勝に勝ち残っていた張本智和、早田ひなはそれぞれ樊振東、孫穎莎に敗れてベスト8で終戦。
張本は、ゲームカウント0−2で迎えた3ゲーム目を11-3で奪い返し、続く4ゲーム目も樊振東のパワードライブをスピード感のあるバックカウンターで狙い打つなどの好プレーを見せたが、フォアサイドの返球があまくなり、ゲームカウント1-3で敗れた。
早田は、世界選手権釜山大会でストレート負けを喫した孫穎莎とフルゲームの接戦を展開するも一歩及ばず。試合序盤から思い切りの良さが光り、ラリー戦では孫穎莎を左右に大きく揺さぶるなど、優位に試合を展開する場面も多くあった早田だが、最終ゲームでは中盤で点差をつけられ、惜しくも準決勝進出はならなかった。
写真提供:WTT
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