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Tリーグ開幕前会見後の囲み取材。パリ五輪帯同の松島輝空「もちろん感動もあったけど、練習相手は一日一日が長い」

昨日木下グループ本社にて行われたTリーグ開幕前会見の後、パリ五輪代表の平野美宇、張本美和、そしてリザーブとして帯同した木原美悠、松島輝空の4名が囲み取材に応じた。

囲みは終始和やかな雰囲気の中行われた

女子シングルスでベスト8、女子団体で銀メダル獲得の平野は、「パリオリンピックでは初めてシングルスに出場することができ、メダル獲得はできなかったけど後悔のない試合ができたと思う。団体戦では銀メダルを獲得することができ、3人で一丸となって獲得できたメダルなのですごくホッとしている。木原選手にはすごくサポートしてもらった。本当に日本のみんなで掴みとったメダルかなと思う」と振り返った。

初のオリンピック出場となった張本美和は「初めてのオリンピックなのですごく楽しかった。今ままでにない経験をさせていただいたのがパリオリンピックで、それを今後につなげていこうというのが今後の目標。団体戦のみだったけど、平野選手と早田(ひな)選手に引っ張っていただけたおかげで最後まで戦い抜くことができたのですごく楽しかった」と語った。

男女団体のリザーブとして大会に帯同した木原と松島は、オリンピックでの経験について対照的なコメントを残した。

「オリンピックを現地で初めて見ることができ、会場に入った瞬間『うわっ、かっこいい』っていうひと言が出た。4年後、ロスオリンピックで自分も同じ舞台に立ちたいっていう気持ちももちろん高まった。パリオリンピック期間中は選手3人が本当に良い気持ちで試合に臨めるように小さいことだけど、少しでも役に立てたかなと思うので、すごく良い経験ができた」

「平野選手と早田選手二人ともリザーブになってから次のオリンピックに出ているので、少し期待されると思うけど、そこはあまり考えずに。もちろん本気でオリンピックは狙いたいけど、もし選ばれなかったら今回みたいに後ろでサポートしたいなというふうに思う」(木原)

一方、松島は天性の負けず嫌いに火がつく五輪帯同となった。「初めてのサポートだったが、オリンピックの会場を肌で感じ、もちろん感動もあったけど、練習相手は一日一日が長いと感じた。今後、自分は二度と行きたくないと思った」と本音も吐露。「今回、本当にそう感じたので、次はリザーブではなく、選手で出られるように頑張ります」とロス五輪への意欲も語った。

リザーブでは「2度と行きたくない」と本音を吐露した松島

 

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