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【発売間近! VICTAS V>20】世界メダリスト岸川プロ、自信あり。「打ち返した時に勝手に相手コートに収まる感覚」

なぜ岸川聖也はこのラバーを選んだのか。
「ストレスなく、打ち返した時に勝手に相手コートに収まる感覚です」

 

キーワードは「許容」と「遊び」。
2021年4月にVICTASとアドバイザリー契約を結んだ岸川聖也。VICTASはロンドン五輪ベスト8、世界選手権でメダルを獲得したトップ選手の「感覚」を欲していた。岸川の用具へのこだわりは有名だったからだ。そして臨んだラバーの試打会。中級者用、上級者用の数多くのラバーを彼は試打した。

 

岸川は何度も試打を繰り返した。用具には妥協しない男だ。
「今まで、ぼくはノンスリップかどうかというのは気にしたことがない。ただ、従来のドイツ製ラバーを試打した時に感じたことがあります。それは自分から回転をかけに行くときにはドライブでもチキータでも相当に回転がかかる。ところが相手が作り出した回転ボールをカウンターする時に、過敏に反応しすぎてボールがオーバーミスしてしまう。そうなると試合では怖くて相手のドライブやチキータをカウンターができない、ボールを入れにいってしまう。その違いは大きかった」

 

VICTASとアドバイザリースタッフ契約をして以降、精力的に試打を行い、V>20には太鼓判を押した岸川聖也プロ

 

 

試打を繰り返しながら、岸川は一枚のラバーに注目した。明らかに他のラバーとは違う。
「試打した時にはスポンジ硬度は聞いていない。打球しながら、自分の経験や感覚と対話する感じですね。ぼくが選んだのは結果的に52.5度のスポンジ硬度だったとあとで聞きました。
ただ、幅広いユーザーが使うことを考えて、ぼくはもう少し軟らかめののスポンジ硬度が良いのでは、と進言しました。ところが、数多くの選手が試打をした結果、[V>20]が評価が高く、支持されたと聞きました。
もちろん岸川が試打した時にも、他の数多くの選手が試打した時にも「支持されたラバー」の名前は知らなかった。のちにそれが[V>20]と命名された。

 

「ぼくが[V>20]を選んだのは、ストレスなくカウンターできる点です。相手の強い回転ボールを瞬間的に殺せるラバーです。ストレスもないし、打ち返した時に勝手に相手コートに収まる感覚です。言い換えれば、ゲームの終盤、競り合いになった時に信頼できるラバーということです。間違いなく今までのラバーとは違います」(岸川)。
岸川は数多くのサンプルを試打して、改良された[V>20]ができた。世界のトップで活躍した岸川が自信を持って送り出すラバーがもうすぐ発売となる。

 

VICTASが満を持して発売するV>20。すでに予約が殺到している