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大会報道

馬龍、地元北京で優勝を飾るか!? 注目のF.ルブランは向鵬に惜敗

●男子シングルス3回戦

馬龍(中国) 10、4、10 李尚洙(韓国)

向鵬(中国) 9、‐10、9、10 F.ルブラン(フランス)

 

母国初のグランドスマッシュ大会が北京で開催されることを受けて、北京チームの馬龍(中国)は並々ならぬ決意を持って今大会に挑んでいる。男子シングルス3回戦の相手は2月の世界卓球釜山大会(団体戦)の準決勝の韓国戦、3番で対戦して負けている李尚洙(韓国)。

馬龍は1ゲーム目に点差を大きく離されたが、そこから丁寧ながらも大胆なプレーで追いついてジュースで逆転すると、2ゲーム目からはストップで李尚洙の強打を封じて、ストレートで勝利。準々決勝に勝ち上がった。

「李尚洙選手とは毎回とても大変で、この試合でもリードされている時に慌てないようにと自分に言い聞かせていました。私のひとつ前の試合で伊藤美誠選手が(最終ゲームに)5‐9とリードされていましたが、そこから追いついたのを見ていて、自分も1点1点追いつこうと思って試合をしました」と試合後に話した馬龍。地元北京での優勝に向けてカウントダウンが始まった。

馬龍はストップ対ストップから李尚洙のストップが少しでも長くなったらドライブで攻めた

李尚洙は台上で崩されて得意のドライブを封じられた

注目のF.ルブラン(フランス)は3回戦で21歳の向鵬(中国)と対戦。向鵬の両ハンドドライブの球威に押されながらも、ブロックで止めずにカウンタープレーを貫き、各ゲームとも競ったが向鵬の気迫とフィジカルが上回った。

広範囲に速く動けるフットワークとキレのいい両ハンドドライブが武器の向鵬

F.ルブランは苦手の中国選手に迫ったが勝ち星はならず

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