●混合ダブルス決勝
林詩棟/蒯曼(中国) 5、‐3、5、5 林高遠/王芸迪(中国)
チャイナスマッシュの混合ダブルス決勝は中国同士の対決になり、19歳の林詩棟と20歳の蒯曼が先輩ペアを圧倒して優勝した。
近年は中国選手同士の試合でも気迫を前面に出してぶつかり合う戦いになることが多くなっているが、この試合は淡々に進んで、やや盛り上がりにかけた感があった。技術的な部分では林詩棟の「気配のないバックドライブ」と蒯曼の巧みなコース取りに林高遠/王芸迪がついていくことができていなかった。
林詩棟は優勝後に「決勝は3‐1で勝てるとは思っていませんでした。でも、ぼくたちはしっかりと準備し、相手よりも早くリズムに乗ることができました」とコメント。
蒯曼は「今大会に出場する機会を与えてくれたコーチ陣に感謝します。全体的に私たちは良いパフォーマンスができました」と話した。
ビッグ大会で初優勝の林詩棟/蒯曼は、中国の混合ダブルスとしてパリ五輪金メダルの王楚欽/孫穎莎に次いで登用されていく予感がする。
表彰式には1960〜70年代に粒高ラバーを使用し、「魔球」と恐れられた張燮林が登場。世界選手権で4つの金メダルを獲得したレジェンドの懐かしい顔に会場が声援をおくった。
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