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卓球ソムリエも絶賛。10月1日に気をつけろ。モンスターラバー[V>22]があなたに襲いかかる

話題のラバーVICTASの[V>22]がついに10月1日に全国発売されることが決まった。

卓球王国ではすでに編集部内で試打をして、高評価だが、今回全国の卓球ショップから選ばせていただいた5人の卓球ソムリエに試打をしてもらい、その感想を掲載する。

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「飛距離、ボールの伸び、打球感の良さ。
特に飛距離は数ある
高性能ラバーの中でも群を抜く」

大浦貴彦(北海道・スポーツショップキタザト)

率直な感想として、本当によく弾むラバーです。弾むラバーは他にもありますが、たいていは硬いラバーで、力を入れると飛ぶというイメージです。しかし、V>22はあまり力を入れなくて飛んでくれて、すごく楽ですね。
2008年まで使用されていたスピード増強接着剤を塗った時のような力加減で飛んでくれます。スイングが速い上級者が使ってパワーが出せるだけでなく、シートが比較的軟らかいので、ママさんや中学生などでも使いやすいと思います。
人気の高性能ラバーは、引っ掛けながらドライブを打つタイプのものが多いと思います。V>15やV>20もそのタイプですが、V>22はボールにぶつける感じで打って回転をかけるタイプですね。試打でV>20とV>22を打ち比べましたが、V>22で打った時のほうが相手がオーバーしてくれました。スピードだけでなくしっかり回転がかかってくれて、ボールがバウンドしてから伸びます。
ストロングポイントをまとめると、飛距離、ボールの伸び、打球感の良さ。特に飛距離は数ある高性能ラバーの中でも群を抜くと思います。初めて打った時にビックリしたラバーで、私は間違いなく使いますね。ようやく発売ということで、「やっと来たか!」と喜んでいます(笑)。

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「回転力という部分ではV>20のほうが上。
十分な弾みがありながら、これだけ
ボールがきちんと収まるラバーは
今まで出合ったことがない」

張永尚(埼玉・タクエツ卓球)

V>22を試打してみて強く感じたのはコントロールの良さです。十分な弾みがありながら、これだけボールがきちんと収まるラバーは今まで出合ったことがありません。これまで使ってきたラバーは、弾みが良ければコントロールがしづらく、コントロールが良いと弾みが物足りなかったのですが、V>22はコントロールと弾みの両方を備えているラバーだと感じています。
私がラバーに求めるものは、まずはコントロール性能の良さです。自分のスイングの力をしっかりと伝えてくれて、コントロールの良いラバーが重要です。ただし、コントロールが良いだけではいけません。十分な弾みも必要です。V>22は台上のストップもきちんと収まりますし、チキータもやりやすい。また、台から下がっても威力のあるドライブを出すことができますね。
V>22は回転という部分でも申し分ないのですが、先に発売されたV>20と比較すると、回転力という部分ではV>20のほうが上だと感じています。私はもともとフォア側に粘着ラバーを使用していましたが、現在はフォアにV>20、バックにV>22を使用しています。V>20は粘着ラバーからもスムーズに変更できるとても良いラバーです。バックに貼ったV>22はバックドライブも良いですし、ブロックもとてもやりやすい。コントロールが良いのでブロックもやりやすいのだと思います。
●中国河北省出身●全国中国ジュニア6位

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「期待の高いラバー。ツブが
浮き出て、テンションがかかっている。
V>20とV>22の棲み分けもできている」

杉窪暁英(愛知・タクシンスポーツ本店)

最初にV>22の見た目の印象がかなり強かったです。「ツブが浮き出ていて、かなりテンションがかかっているな」と感じました。そして、実際に打ってみるとスピードと回転のクオリティーが高く、特にスピード性能の高さを感じました。
私はシェーク攻撃型で前陣でプレーするタイプですが、V>22はカウンターとブロックがやりやすく、相手の攻撃をさばくような選手に向いているラバーだと感じました。試打に使用したラケットは『ZX-GEAR IN(ゼクスギア イン)』です。
先に発売されたV>20も打ちましたが、V>20とV>22を比較するとV>20のほうがスイングに力が必要ですが、力があれば良い弧線になって威力のあるボールが出ます。一方でV>22は、それほど力がなくても十分なスピードが出ましたね。
対下回転ではV>20が打ちやすく、対上回転ではV>22が打ちやすい。そういう意味では、2枚のラバーはきちんと棲み分けができていると感じました。私個人としては、2枚のラバーとも重さは気になりませんでした。
VICTASのラバーについては、先に発売されたV>20の評判が良く、売れています。そのため、V>22に対する期待も高く、V>20を使用しているお客様からも「次はV>22を買ってみる」という声をいただいています。

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「グルーを塗ったラバーに
近い感触があります。飛びが良く、
スピードが出るので
一発の破壊力もありますね」

小川貴嗣(兵庫・TTSタカハシ)

V>22を試打してみて感じたのは、飛びの良さ。VICTASが出しているラバーの中でも相当飛ぶと思います。グルーを塗ったラバーに近い感触がありますね。飛びが良く、スピードが出るので一発の破壊力もあります。しかし、飛びが良いからと言って特にラバーが重たいということはない。V>15やV>20よりもスピードが出るので、少しコントロールはしにくいですが一発の破壊力やスピードを求める選手におすすめできます。
回転に関して言えば先に発売されたV>20のほうがしっかりとボールをつかむ感じはあります。V>20のほうがボールをつかむ分、自分の力で回転をかけて思い通りの弾道を作り出すことができる。しかし、V>22も表記されているスポンジ硬度ほど硬く感じなかったので、そういった面では扱いやすく、回転もかかるという印象を受けました。

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「カウンターでは相手に打ち負けずに
良いボールが出るのが
一番の武器でしょう」

岡部玲音(福岡・こぞのえスポーツ)

V>22は良いラバーでした。改めてV>15と打ち比べてみましたが、V>22のほうがボールをつかんで打っている感覚があり、ボールが上がってくれて弧線が大きいので安定しました。V>15のほうが直線的で決定力があるのですが、V>22のほうが安心感があります。自分から回転をかけるのも、かけ返すのもやりやすく、特にカウンターでは相手に打ち負けずに良いボールが出るのが一番の武器でしょう。
硬いラバーではありますが、表記硬度から受ける印象よりは実際の打球感は硬くないので、非常に打ちやすく、好みの打球感でした。私はパワーにそこまで自信がないのですが、使える範囲でしたね。とは言え、ある程度は硬くてパワーのあるラバーなので、そのぶん重量が少し重いです。ジュニアや女性よりも、パワーのある男性向けかなと思います。
回転がかかりつつ、スピードも結構出て、相手から「ボールが来ている」と言われました。また、打球点を落とした時でもしっかりかかったドライブが打てるので、試合の緊張した場面でも安心して使えそうです。硬めなので台上で飛びすぎることもなく、収まってくれます。
個人的には次に使うラバーの候補に入るくらい好感触のラバーでした。