卓球王国 2024年9月20日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
欧州リポート

ブンデスリーガPO 決勝はボルシア・デュッセルドルフvs.ザールブリュッケンに

 ドイツ・ブンデスリーガはプレーオフ準決勝第2戦が行われ、ザールブリュッケンが第1戦に続いて3-2で勝利。プレーオフ決勝進出を決めた。

 

【2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ】

◆プレーオフ準決勝第2戦

〈ザールブリュッケン(2位) 3-2 オクセンハウゼン(3位)〉

 フランチスカ -3、-8、-7 カルデラノ○

○ヨルジッチ -17、6、10、-6、6 ゴーズィ

○尚坤 12、5、9 クルジツキ

 ヨルジッチ -8、6、-10、-7 カルデラノ○

○フランチスカ/尚坤 11、-10、-6、8、7 ゴーズィ/クルジツキ

→ザールブリュッケンが決勝進出

 

 

 ザールブリュッケンは1番のフランチスカ(ドイツ)がカルデラノ(ブラジル)にストレートで敗れるも、2番のヨルジッチ(スロベニア)がゴーズィ(フランス)をフルゲームで破る。3番では第1戦ではフランチスカを追いつめたクルジツキ(ポーランド)に対し、尚坤(中国)が完勝して王手をかけた。オクセンハウゼンはカルデラノがこの日2勝目をあげてラストに持ち込んだが、フランチスカ/尚坤が逆転勝利をあげて、2連勝で決勝へと駒を進めた。

ゴーズィをフルゲームで下したヨルジッチ(写真はWTTスターコンテンダー)

 

 ザールブリュッケンはこれで3シーズン連続でプレーオフ決勝進出。昨シーズン、初優勝をつかむ原動力となったフランチスカ、尚坤のツインエースに加え、ヨルジッチもさらに成長している。プレーオフ準決勝ではヨルジッチを2点起用し、フランチスカ、尚坤の2人にダブルスを任せるなど、選手起用にも幅が出てきた。

 

 すでに決勝進出を決めているボルシア・デュッセルドルフとのレギュラーシーズンでの対戦成績は1勝1敗。1回目の対戦ではボル(ドイツ)、シェルベリ(スウェーデン)、K.カールソン(スウェーデン)を並べたボルシア・デュッセルドルフにザールブリュッケンがストレートで勝利。2回目の対戦ではヨルジッチがボルから勝利をあげたが、尚坤に代わって起用したレバジャッチ(セルビア)が敗れてボルシア・デュッセルドルフに軍配があがっている。

 

 2シーズンぶりの王座奪還を目指したオクセンハウゼンは準決勝で終戦。2勝をあげたカルデラノは来シーズンからはロシア・プレミアリーグのオレンブルクに移籍。この試合がオクセンハウゼンでのラストゲームとなった。

関連する記事