12月17・18日の2日間にかけ、フランス・ナントで第1回「フランス VR 卓球選手権」を開催。このイベントはVR卓球ゲーム「ELEVEN TABLE TENNIS」のフランスチャンピオンを決定する大会で、FFTT(フランス卓球連盟)が主催する、公式の「選手権」として開催された。プレーヤーはVRヘッドセットを着用し、ラケットのような形状のコントローラーをスイングして仮想空間で試合を行う。
「ELEVEN TABLE TENNIS」はオンラインでの対戦も可能だが、今大会はリモートではなく、選手が会場に集い、フェンスを挟んで両者が対戦する形で実施。20名が4グループに分かれてのリーグ戦を行った後、リーグ戦上位者によるトーナメントで王座を争った。
この大会で初代王者に輝いたのは「アント」(ゲーム上でのニックネーム)ことアントナン・ランドロー。予選リーグを全勝で通過した「アント」は決勝でベテランの「セルドン36」ことカール・ヴァスを破って優勝を果たし、世界ランキング1位の実力を見せつけた。
ちなみに今大会の出場者のほとんどが実際に卓球をプレーしていた経験がある、もしくは現在もプレーしているそうだが、中には実際の競技経験はなく、「ELEVEN TABLE TENNIS」でしか卓球に触れたことがないという人物も。オンラインでの対戦でポイントが加算される世界ランキングシステムもあるということで、いずれは世界選手権が開催される日が来るかもしれない。
↓こちらは「ELEVEN TABLE TENNIS」プレーヤーを紹介するフランスのドキュメント映像
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