4年に一度開催される、ろう者(聴覚障がい者)の世界最高峰のスポーツ大会「デフリンピック」。本来であれば今年はデフリンピックイヤーにあたり、12月にブラジルで夏季デフリンピックが開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来年5月の開催延期が発表されている。
そのデフリンピック卓球競技日本代表選考会が5月22・23日に行われ、男女1名ずつが代表に内定。試合の結果は下記のとおり。
【男子】
●準々決勝
川口功人(愛知) 5、7、5、7 豊由将輝(神奈川)
灘光晋太郎(東京) 3、8、8、9 井藤博和(千葉)
亀澤史憲(東京) 6、-7、1、-14、7、7 大竹紘平(愛知)
伊藤優希(広島) 5、-6、8、5、5 國本正斗(広島)
●準決勝
川口功人 12、9、5、-7、-6、5 灘光晋太郎
伊藤優希 4、6、-9、9、7 亀澤史憲
●決勝
川口功人 5、6、-9、-6、-8、11、11 伊藤優希
→川口がデフリンピック代表に内定
男子は日本リーグ・トヨタ自動車に所属する川口がフルゲームジュースの接戦を制して優勝。予選リーグと決勝トーナメント9試合を戦い、全勝で内定を手にした。川口は正式に出場が決定すれば、22歳でデフリンピック初出場となる。
【女子】
●リーグ戦順位
①亀澤理穂(東京)②川﨑瑞恵(東京)③木村亜美(北海道)④長田恵(大分)⑤中嶽樹希亜(静岡)⑥牧野陽菜(埼玉栄)⑦照井鈴音(神奈川)⑧仲田幸(宮城)⑨棄権:立石里吏(東京)
●1・2位の対戦
亀澤理穂 -9、8、-14、6、6、4 川﨑瑞恵
→亀澤がデフリンピック代表に内定
女子は前回の2017年デフリンピックで2枚のメダルを獲得するなど、デフリンピック3大会に出場し、計6つのメダルを獲得した亀澤が代表に内定。出産を経て一昨年に復帰したが、実力は健在。8試合を戦い3ゲームを落としたのみの圧勝と言える戦いぶりを見せた。
デフリンピック代表は男女それぞれ4名ずつ。1次選考会で優勝を果たした川口、亀澤のほか、6月12・13日に開催される2次選考会の優勝者が代表内定2枠目を手にし、残り2名は強化部推薦によって選出されることとなっている。
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