男子ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)は準決勝第2戦が行われ、決勝へ進む2チームが決定。試合の結果は下記のとおり。
【男子ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
※最終ゲームはジュースなしの6点先取
◆準決勝第2戦
〈ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-2 ノイ・ウルム(ドイツ)〉
○シェルベリ 5、7、-8、-4、6-4 オフチャロフ
○チウ・ダン 8、-4、9、-5、6-5 張本
ボル -6、9、6、-16、4-6 モーレゴード○
シェルベリ 4、10、-5、-8、3-6 張本○
○チウ・ダン 15、-11、9、4 オフチャロフ
→第1戦(ノイ・ウルム 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ)との合計の結果、勝敗で並んだためゴールデンマッチへ
★ゴールデンマッチ
〈ボルシア・デュッセルドルフ 2-0 ノイ・ウルム〉
○シェルベリ 11 張本
○チウ・ダン 8 モーレゴード
→ボルシア・デュッセルドルフが決勝へ
〈ザールブリュッケン(ドイツ) 3-1 ミュールハウゼン(ドイツ)〉
○ヨルジッチ -8、4、-5、8、6-5 キム・テヒョン
○フランチスカ -11、10、11、5 O.イオネスク
神 -5、10、6、-9、1-6 Da.ハベソーン○
○ヨルジッチ 7、-10、-10、8、6-1 O.イオネスク
→第1戦(ザールブリュッケン 3-1 ミュールハウゼン)との合計の結果、ザールブリュッケンが決勝へ
ドイツ・ブンデスリーガ勢がベスト4を独占する中、決勝へと駒を進めたのはボルシア・デュッセルドルフとザールブリュッケン。準決勝第1戦でノイ・ウルムに2-3で敗れていたボルシア・デュッセルドルフだが、ホームで開催された第2戦では3-2で勝利。これにより両チームが勝敗、得失マッチ数で並び、3名の選手が1ゲーム先取で争う「ゴールデンマッチ」で決勝進出チームを決定することとなった。
ゴールデンマッチの1番ではシェルベリ(スウェーデン)が第2戦で敗れていた張本智和にジュースで勝利。続く2番ではチウ・ダン(ドイツ)がモーレゴード(スウェーデン)を破り、ボルシア・デュッセルドルフが2-0でノイ・ウルムを退けて決勝進出を決めた。ボルシア・デュッセルドルフは1月に行われたドイツ・カップでノイ・ウルムに敗戦。さらにECL準決勝第1戦でも敗北を喫して後がない状態だったが、準決勝第2戦は3-2の接戦を制し、最後は緊迫のゴールデンマッチで決勝へのチケットを掴み取り、王者の底力を見せた。
超大型補強でECL初優勝を狙ったノイ・ウルムは準決勝で敗退。初のECL参戦となっていた張本は第1・2戦、ゴールデンマッチ合わせて2勝3敗という成績だった。
準決勝もう1試合は、ザールブリュッケンが2連勝で決勝進出を決めた。ザールブリュッケンはヨルジッチ(スロベニア)が2得点の活躍。ECLでは2試合目の起用となった神巧也はDa.ハベソーン(オーストリア)をフルゲームまで追い詰めたが勝利はならなかった。
ECLでは昨シーズンまでボルシア・デュッセルドルフが2連覇中で、ザールブリュッケンは2季続けて準優勝(※)。さらにドイツ・ブンデスリーガでも2シーズン続けてプレーオフ決勝を争うなど、ライバル関係の両チーム。ボルシア・デュッセルドルフは3連覇、そして自らの持つECL最多優勝記録を塗り替える8度目のV、ザールブリュッケンは初優勝をかけて決勝へ臨む。決勝第1戦は3月下旬から4月上旬にかけて開催される。
※昨シーズンは両チームが準決勝で対戦し、ボルシア・デュッセルドルフが決勝進出。その後、ETTUがウクライナへの武力侵攻に抗議する形で準決勝に進出していたロシアの2チームを失格としたため、ザールブリュッケンが繰り上げで準優勝
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