卓球王国 2024年4月22日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
卓球王国2024年6月号4月22日発売
卓球王国 >> 欧州リポート >> 欧州各国で国内選手権が開催。フランス男子は決勝でルブラン兄弟対決、イタリア女子は50歳のベテランが15年ぶりV
欧州リポート

欧州各国で国内選手権が開催。フランス男子は決勝でルブラン兄弟対決、イタリア女子は50歳のベテランが15年ぶりV

　昨週末、欧州は国内選手権ウィーク。各国でチャンピオンが決定した。主な国の優勝者は下記の通り。

 

〈ドイツ〉

・男子／優勝：チウ・ダン　準優勝：フランチスカ

・女子／優勝：ヴィンター　準優勝：カウフマン

 

〈フランス〉

・男子／優勝：A.ルブラン　準優勝：F.ルブラン

・女子／優勝：ザリフ　準優勝：Ch.ルッツ

 

〈スウェーデン〉

・男子／優勝：モーレゴード　準優勝：A.シェルベリ

・女子／優勝：C.シェルベリ　準優勝：ベリストロム

 

〈ルーマニア〉

・男子／優勝：O.イオネスク　準優勝：H.スッチ

・女子／優勝：B.スッチ　準優勝：ドラゴマン

 

〈ポルトガル〉

・男子／優勝：アビオドゥン　準優勝：ドイエン

・女子／優勝：ガルノバ　準優勝：マトス

 

〈イングランド〉

・男子／優勝：ジャービス　準優勝：ウォーカー

・女子／優勝：ホ・ティンティン　準優勝：ボルトン

 

〈ギリシャ〉

・男子／優勝：スゴウロポウロス　準優勝：リニオティス

・女子／優勝：ゲラシマトゥ　準優勝：キオフィ

 

〈オーストリア〉

・男子／優勝：レベンコ　準優勝：コロジェツキ

・女子／優勝：リウ・ユエン　準優勝：ミシェク

 

〈クロアチア〉

・男子／優勝：プツァル　準優勝：ゼリコ

・女子／優勝：アラポビッチ　準優勝：トゥビカネツ

 

〈ポーランド〉

・男子／優勝：ディヤス　準優勝：レバンドフスキー

・女子／優勝：K.ヴェグジン　準優勝：ウロベル

 

〈スロベニア〉

・男子／優勝：コズル　準優勝：ポドブニク

・女子／優勝：トファント　準優勝：ノヴァク

 

〈スロバキア〉

・男子／優勝：ピスチェイ　準優勝：ヴァルフ

・女子／優勝：バラゾバ　準優勝：ラボソバ

 

〈デンマーク〉

・男子／優勝：リンド　準優勝：グルーツ

・女子／優勝：ハーゲンセン　準優勝：ワロー

 

〈イタリア〉

・男子／優勝：ムッティ　準優勝：ボボチーカ

・女子／優勝：タン・ウェンリン　準優勝：コラントーニ

 

　ボル、オフチャロフは欠場となったものの、実力者が多数出場したドイツ選手権はチウ・ダンとヴィンターが前回の初優勝から2連覇を達成。チウ・ダンはドゥダとの男子ダブルスでも6連覇を達成し、自らの持つ最長優勝記録を更新、ヴィンターもクレーとのペアで女子ダブルスを制し、2冠に輝いている。　フランス選手権男子シングルス決勝はルブラン兄弟対決となり、兄のアレクシスが2連覇を果たした。

　スウェーデン選手権男子シングルス決勝はモーレゴードとA.シェルベリというカードになり、モーレゴードがストレートで勝利。女子シングルスではC.シェルベリがタイトルを獲得したが、兄のアントンとの兄妹同時優勝は叶わず。モーレゴードは混合ダブルス、C.シェルベリは女子ダブルスでも頂点に立ち2冠。また、男子ダブルスではイェレル／ルンクィストのベテランペアが優勝を果たした。ルーマニアではB.スッチが女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3種目で頂点に立ち3冠。兄のフノーも男子シングルスで決勝へ進んだが惜しくも準優勝に終わり、スウェーデン同様に、こちらも兄妹同時優勝はならなかった。

　また、イタリア選手権では驚異的な記録が誕生。女子シングルスを制したタン・ウェンリンは、なんと50歳にして15年ぶり2度目の優勝。中国から帰化し、2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪に出場した実力はまだまだ錆び付いていないようだ。

15年ぶりのイタリア選手権優勝を果たしたタン・ウェンリン（写真は2012年ロンドン五輪時）

関連する記事