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欧州リポート

ドイツ代表の五輪テストマッチでボルが右腰を傷め途中棄権

 7月9・10日にドイツでは東京五輪に向けた五輪代表とナショナルチームのテストマッチ、「東京チャレンジ」を開催。9日には団体戦が開催されたが、3番のシングルスの試合でボルが途中棄権。プレー中、台に右腰をぶつけた際に違和感を覚えたということで、10日に開催されたシングルスへの出場も見送った。右腰の状態については、まだ明確な発表はされていない。

 6月末のヨーロッパ選手権では40歳にして8度目の優勝を飾るなど、五輪に向けて調子を上げていたボル。五輪開幕まで2週間というタイミングでの故障はドイツ代表にとっても、ボル本人にとってもショッキングなニュースだろう。

 団体戦の翌日に行われたシングルスでは、オフチャロフが準決勝でドゥダを下した後に決勝を棄権。プレーできないほどの状態ではないものの、左足に痛みがあり、大事をとって決勝でのプレーを辞退した。そんな中で優勝を飾ったのはチウ・ダン。準決勝では五輪代表のフランチスカをストレートで下し、決勝でもリザーブとして五輪に帯同するドゥダから勝利を収めた。

 ドイツ代表は7月18日に日本へ向けて出発予定。ドイツ男子代表監督のロスコフは「私たちは今、待たなければいけない状態にある。4人の健康な選手と一緒に東京に行くことができると願っています」とコメント。ぜひとも、万全の状態での来日となることを祈りたい。

 

【団体戦(7月9日)】

〈ドイツA(五輪代表) 4-1ドイツB〉

○ボル/フランチスカ 8、-10、9、-2、8 ドゥダ/チウ・ダン

○オフチャロフ -9、8、9、8 フィルス

 ボル 2、-5、棄権 チウ・ダン○

○フランチスカ 9、8、-9、8 フィルス

○オフチャロフ 8、-7、7、6 チウ・ダン

 

【シングルス(7月10日)】

◆準決勝

オフチャロフ -10、9、5、10、7 ドゥダ

→試合後にオフチャロフが棄権を申し出たため、ドゥダが決勝へ

チウ・ダン 6、8、7、8 フランチスカ

◆決勝(3ゲームズマッチ)

チウ・ダン -8、10、7、7 ドゥダ

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