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男子は王楚欽、女子は王曼昱が栄冠。張本智和は3位で大会を終える WTTチャンピオンズマカオ

4月17〜23日にかけて開催されたWTTチャンピオンズマカオ。昨日(23日)、男女シングルスの決勝が行われた。

男子は、準決勝で張本智和(智和企画)を破って波に乗った王楚欽(中国)が、北京市チーム、国家チームの先輩である馬龍(中国)を4-0で下し、頂点に輝いた。

決勝では、王楚欽が1ゲーム目を7-10の劣勢から逆転で奪うと、徐々に調子を上げ、2ゲーム目も連取。3ゲーム目は馬龍も意地を見せ、リードを奪う場面もあったが、王楚欽の勢いを阻めず、王楚欽が2ゲーム連取で一気に勝利を決めた。

今大会、思い切りの良さがあった王楚欽

完敗した馬龍は苦渋の表情

 

女子は、ともに同士討ちとなった準決勝を制して勝ち上がった王曼昱(中国)と陳夢(中国)が決勝で対戦。前半は、互いに抜きつ抜かれつの戦いとなったが、ゲームカウント2-2で迎えた5ゲーム目、王曼昱が5-8の劣勢から5連続得点でゲームポイント。11-9でゲームを奪うと、勢いそのままに次のゲームも8点で奪い、王曼昱が4−2で勝利。見事、女子シングルス優勝に輝いた。

要所をきっちり抑え、得点を重ねた王曼昱

準決勝では孫穎莎(中国)にリベンジを果たした陳夢だったが、決勝では惜しくも力及ばず

 

また、日本勢で唯一準決勝に駒を進めた張本は、王楚欽に敗れ3位で大会を終えた。試合では守りに徹する場面が多く、後半は王楚欽の台上でのプレーも光り、ストレートで敗戦。あと一歩上を目指したい張本だったが、中国の壁を超えられなかった。

後半は得意とするカウンターなど、攻撃的なプレーが影を潜めた張本

写真提供:WTT

 

☆WTTチャンピオンズ マカオ 試合記録 
〈男子シングルス〉

●1回戦

李尚洙(韓国) 5、6、6 宇田幸矢

黃鎮廷(香港) 7、-11、7、9 篠塚大登

林昀儒(チャイニーズタイペイ) 9、-10、-7、9、4 戸上隼輔

張本智和 -9、1、13、-9、5 林詩棟(中国)

●2回戦

張本智和 -6、7、8、3 黃鎮廷(香港)

●準々決勝

A.ルブラン(フランス) 7、-8、5、-5、9 樊振東(中国)

馬龍(中国) 7、8、6 カルデラノ(ブラジル)

張本智和 8、-9、5、7 ヨルジッチ(スロベニア)

王楚欽(中国) -9、3、-13、8、7 張禹珍(韓国)

●準決勝

馬龍 8、-7、5、8、8 A.ルブラン

王楚欽 9、9、7、4 張本智和

●決勝

王楚欽 10、1、8、7 馬龍

 

〈女子シングルス〉

●1回戦

石川佳純 -6、6、-6、6、6 ミッテルハム(ドイツ)

早田ひな 5、6、3 リリー・チャン(アメリカ)

伊藤美誠 -7、8、4、6 サマラ(ルーマニア)

銭天一(中国) 3、10、5 木原美悠

●2回戦

陳夢(中国) 5、5、-8、5 石川佳純

早田ひな 2、9、6 田志希(韓国)

鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 4、-9、1、6 伊藤美誠

●準々決勝

孫穎莎(中国) 6、3、7 スッチ(ルーマニア)

陳夢 3、7、2 早田ひな

王芸迪(中国) 10、5、5 鄭怡静

王曼昱(中国) -8、7、6、6 銭天一

●準決勝

陳夢 14、6、8、9 孫穎莎

王曼昱 -7、9、9、6、-5、4 王芸迪

●決勝

王曼昱 -11、7、-8、10、9、8 陳夢

 

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