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全日本卓球2021

本人もビックリ!? 松平健太、ノーシードから優勝を目指す

●男子シングルス1回戦
松平健太(ファースト) 3、3、7 吉田朋弥(魚沼福祉会)

昨年の男子シングルスではベスト64で終わっていた松平健太(ファースト)。今大会、組み合わせを見たらまさかのノーシード。元世界選手権代表で、全日本でも決勝に進んだ実績のある選手だけに、本人も驚きの組み合わせだったようだ。「1回戦からというのは正直びっくりした。逆に、今までは大会が始まってから4日目からの登場だったけど、試合が多くできるとポジティブに考えた」と松平は語る。

「初日の入りとしては今までで一番良くて、サービス、レシーブも良いスタートを切れた。今までは大会の前に練習を多めにやっていたけど、今回は少なめにした。練習の中身を濃くしてこの1年間やってきたので、気負いもなかった。
練習時間は今までは午前、午後で4〜5時間ずつやっていたけど、この1年間は午前2時間だけの練習です。結果的にこのやり方はぼくに合っている」(松平)

久々の男子シングルス1回戦、ストレート勝ちを収めた松平健太

 

リモートでの会見で、記者から去年3月の結婚と11月に新型コロナの感染にしたことを聞かれた松平。「(妻は)無観客で会場に来られていないけど、ライブ配信で見てくれている。結婚前よりも自覚を持ってやるようにしています。(新型コロナ感染で)練習は2週間やっていなかった。1日だけ、熱と倦怠感が出たので、自分で検査を受けて陽性と言われました。その1日は風邪っぽかったけど、それ以外は症状はなく、軽症でした。今回は挑戦者の気持ちで1試合1試合を戦い、優勝を目指します」(松平)。

松平のベンチには同じファースト所属の岸川聖也が入った

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