<卓球王国2023年5月号より>
新シューズ開発にあたってのコンセプトは「トップ選手を満足させる」。そのミッションを果たすべく、ニッタクがパートナーに選んだのはバドミントン界のリーディングカンパニー・ヨネックス。「異競技とのタッグ」という革新により誕生した『ムービングエース』が、この春にリリースとなる。
ヨネックスのバドミントンシューズは世界でも高いシェアを誇るが、その中でも多くの選手が愛用するモデルをベースに開発がスタート。そこにニッタクが蓄積したノウハウを注ぎ込み、卓球特有の動きに合わせてミッドソールの厚み、くるぶし周りの高さ、さらにインソールの硬さなどを調整。試作とトップ選手によるテストを繰り返して完成に至った。
『ムービングエース』の特徴のひとつは後足部と前足部で異なる履き心地。後足部は履き口を肉厚にしてホールド感を持たせ、しっかりとした履き心地に。一方、前足部は指を動かしやすく、フロアをつかむ感覚を重視して柔軟性の高い作りにすることで、すばやいフットワークを可能にした。
シューズとの一体感を感じられる設計で、大きく動いてもシューズ内で足が横ブレしにくいのも魅力。ジャンプと着地を繰り返す、バドミントンの動きに耐え得る高い反発性と衝撃吸収性は『ムービングエース』にも生きており、優しい履き心地でありながら強靭さも兼ね備えている。
(2023年)1月の全日本選手権でも、田添健汰(木下グループ)、佐藤瞳(ミキハウス)ら多くのニッタク契約選手が『ムービングエース』を着用しており、その事実こそ高い性能の裏付け。卓球シューズのエースを狙う一足が、いよいよデビューを果たす。
●¥19,800(税込) ●カラー:ホワイト
●サイズ:22.5~29.0㎝(0.5㎝刻み)
●日本卓球㈱ お客様相談室 0120・82・0911
photo >> Yoshinori Eto
text >> Takazumi Asano
ツイート