<卓球王国2023年7月号より>
この春(2023年春)、XIOMから登場した卓球シューズが『FT イグレ』だ。
これまでXIOMが開発してきた卓球シューズは、軽さとデザイン性が話題を呼んだものの、機能面ではまだ課題があった。そこで、日本販売元である卓永の主導で、2020年から新シューズの開発に着手し、2年以上の月日を経て『FT イグレ』は完成した。
開発の中でも特にこだわったのが「履き心地」。履き心地の決め手と言われる「ラスト(靴型)」は、多くの人の足を計測し、XIOM独自で開発。改良を重ね、より「万人の足」にフィットしやすいラストを生み出した。
そして、ネーミングの由来にもなっている「一体型」(integrated model)という構造を採用することで、さらに履き心地が向上した。「一体型」とは、シューズ内部の縫い目などの凹凸(おうとつ)を最小限に抑えたシームレスな構造のこと。この作りにより、心地良い足入れ感を実現させた。
その他にも、通気性を維持しながらも伸縮性やクッション性を高めた「ダブルラッセルメッシュ生地」をメイン素材として採用。卓球のすばやい動きに合わせて、薄くて軽く、なおかつ耐久性抜群の「TPU」という素材を使用し、補強も施した。
デザイン面で特筆すべきは、斜めにあしらったXIOMのロゴ。スタイリッシュで性別、年代を選ばず足元を引き立ててくれる。カラーは、ここ最近再びブームとなっているホワイトに加え、ネイビー、ブラック×パープルの3色が揃っているのもうれしいポイントだ。
気になる価格は9680円(税込)。XIOM契約選手である世界ランキング40位の安宰賢(アン・ジェヒョン/韓国)や、日本では西康洋(日野キングフィッシャーズ)も着用しており、その性能の高さはトップ選手をも満足させている。
性能・デザイン・価格、全てにおいてユーザーに寄り添ったXIOMの一足『FT イグレ』。ぜひ店頭で試着してみて、その心意気を実感していただきたい。
●カラー:ホワイト・ネイビー・ブラック×パープル
●サイズ:22.5~28.5cm ●¥9,680(税込)
●㈱卓永(XIOM日本販売元)03・6205・0995
photo >> Yoshinori Eto
text >> En Nagao
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