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WTTフィーダー デュッセルドルフ、女子シングルスは大藤沙月が2大会連続で戴冠!男子はジャーが復帰V

4月8〜12日にかけて、ドイツ・デュッセルドルにてWTTフィーダー デュッセルドルフが開催。女子シングルスで大藤沙月(ミキハウス)が決勝で朱成竹(香港)をゲームカウント3-1で退け、見事優勝を果たした。

〈女子シングルス〉
優勝:大藤沙月(ミキハウス)
準優勝:朱成竹(香港)
3位:劉馨尹(チャイニーズタイペイ)、李恩惠(韓国)

大藤は、3回戦から準決勝までストレート勝利と安定した強さで勝ち進み、決勝は韓国勢を連破して勝ち上がった朱成竹と対戦。

1ゲーム目を9点で落としたものの、回転の読みにくい巻き込みサービスでサービスエースを連発し、あまくなったボールはすかさず威力のあるフォアドライブで仕留めるなど、さすがの試合運びを見せてゲームカウント3-1で勝利。大藤は先週開催されたWTTフィーダーバラジュディン(クロアチア)に続き、2大会連続でシングルスの頂点に立った。

サービスが光った大藤。WTTフィーダー2大会連続で栄冠に輝いた

〈男子シングルス〉
優勝:ジャー(アメリカ)
準優勝:安宰賢(韓国)
3位:趙大成、姜動洙(ともに韓国)

男子シングルスは、アンチ・ドーピング規則違反で国際大会への出場停止の処分を受けていたカナック・ジャー(アメリカ)が復帰し、決勝で安宰賢(韓国)から逆転勝利を収めてアメリカ勢として初のWTTタイトルを手にした。

ジャーは、3回戦で篠塚大登(愛知工業大)、準々決勝では吉村真晴(株式会社SCOグループ)を退けて勝ち上がった馮翊新(チャイニーズタイペイ)を下すなど、21年世界卓球ベスト8の実力を見せつけ、順当に決勝へと勝ち進んだ。

安宰賢との決勝は、2・3ゲーム目を落として後がなくなるも、安宰賢の連続攻撃を懐の深い堅守で跳ね返すなど、高い集中力を見せて逆転。健在ぶりをアピールする優勝となった。

アジアの実力者を連破して頂点に立ったジャー

なお、ダブルス種目の入賞者は下記のとおり。

〈男子ダブルス〉
優勝:ディヤス/ニュイティンク(ポーランド/ベルギー)
準優勝:クビク/レジムスキー(ポーランド)
3位:張成溢/パク・ギュヒョン(韓国)、林兆恒/何鈞傑(香港)

男子ダブルス優勝:ディヤス/ニュイティンク(ポーランド/ベルギー)

〈女子ダブルス〉
優勝:朱成竹/李皓晴(香港)
準優勝:金河英/李恩惠(韓国)
3位:シャン・シャオナ/ヴィンター、ワン・ユエン/マンツ(ともにドイツ)

女子ダブルス優勝:朱成竹/李皓晴(香港)

〈混合ダブルス〉
優勝:クエク・アイザック/ジョウ・ジンイ(シンガポール)
準優勝:朴康賢/金娜英(韓国)
3位:パン・コーエン/ウォン・シンル(シンガポール)、張成溢/尹孝賓(韓国)

混合ダブルス優勝:クエク・アイザック/ジョウ・ジンイ(シンガポール)

写真提供:WTT

 

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