<卓球王国2024年1月号より>
ヤサカの新たな「顔」として君臨する『リゾネイト』シリーズ。 2008年北京オリンピック金メダリストで、現在中国国家チームの女子監督を務める馬琳(中国)監修のもと開発されたハイエンドモデルで、攻撃重視タイプから安定性重視タイプまで、さまざまなプレースタイルの選手に応えられるよう、3種類がラインナップされている。
今回紹介するのは、シリーズの中でも安定性重視タイプの『リゾネイト GI(以下、GI)』。ハイエンドモデルと聞くと、弾みが良く、「中級者には扱いづらい」というイメージを抱く方もいると思うが、この『GI』は違う。 『GI』は弾みの良いリゾネイトシリーズの中でも、比較的弾みを抑えたモデルだ。表面にはやや硬めの木材を使用しているが、柔軟な特殊素材である「グラスファイバーカーボン(Gカーボン)」をインナーに配置することで安定性を重視。適度な弾きやすさも確保しており、トップ選手を満足させる性能を兼ね備えながら、中級者でも使える1本に仕上がっている。
発売から、すでに半年以上経過したが、「ユーザーからは、『しっかりとボールをつかむ感触があるが、弾きやすさもあり、ボールが走ってくれる』『球持ちが良く、回転をかけやすい』と好評の声を多くいただいています」とヤサカの矢尾板駿さんは語る。
木材ラケットユーザーである筆者が試打したところ、特殊素材とは思えないほど、打球時にしっかりボールをつかむ感覚がある。思いきり振っても、台に収まる安心感があり、これなら中級者にも問題なく扱えそうだ。
また、ハイエンドモデルながら16500円(税込)と良心的な価格なのも魅力的だ。
トップ選手を満足させる高性能に、ソフトな打球感を兼ね備えた『GI』。「自分では扱い切れない」と思っている中級者の皆さん、このハイエンドモデルならあなたも扱えるかも?
●攻撃用シェークラケット ●¥16,500(税込)
●木材5枚+Gカーボン2枚 ●ブレード:157×151㎜
●板厚:5.8㎜ ●平均重量:87±g
●グリップ:FL・中国式ペン
㈱ヤサカ 03・3634・5158
photo >> Yoshinori Eto
text >> En Nagao
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