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欧州リポート

ヨーロッパ卓球選手権男子シングルスはA.ルブランが初優勝。史上初の兄弟ペアでの男子ダブルス制覇も達成

 オーストリア・リンツで開催されていたヨーロッパ卓球選手権(個人戦)は全日程が終了。男子シングルスではA.ルブラン(フランス)が初優勝を果たした。(写真:ETTU)

 

【男子シングルス】
●準々決勝
ドゥダ(ドイツ) -5、-4、9、-6、6、14、6 F.ルブラン(フランス)
オフチャロフ(ドイツ) 3、6、7、8 フランチスカ(ドイツ)
A.ルブラン(フランス) -7、9、8、6、11 チウ・ダン(ドイツ)
モーレゴード(スウェーデン) 5、6、-4、-3、7、15 シェルベリ(スウェーデン)

●準決勝
ドゥダ 8、8、5、-8、-6、8 オフチャロフ
A.ルブラン 10、5、5、6 モーレゴード

●決勝
A.ルブラン 5、8、6、2 ドゥダ

 

 ドイツ、フランス、スウェーデンと3カ国の選手がベスト8を占める中、決勝に進んだのはドゥダとA.ルブラン。ドゥダは準々決勝でF.ルブランにマッチポイントを握られながらも逆転で勝利し、準決勝ではオフチャロフとの同士討ちを制して決勝へ。A.ルブランは準々決勝で前回王者のチウ・ダンを破ると、準決勝ではパリ五輪銀メダリストのモーレゴードに快勝して決勝へと進んだ。

 ともにヨーロッパ選手権では初の決勝進出となった両者の対戦はストレートでA.ルブランに軍配。フランス勢としては2016年大会のルベッソン以来となるヨーロッパ選手権男子シングルスのタイトルを獲得した。「大会全体を通して人生最高の卓球ができた。今は信じられない気持ちだ」(A.ルブラン)。

A.ルブランが並み居る強豪を破り、見事に初優勝

実力者揃いのドイツ代表の中で最高成績を残したドゥダ。高い実力を披露した

モーレゴードはヨーロッパ選手権初Vならず

3度目の優勝を狙ったオフチャロフは同士討ちに散る

 

 また、A.ルブランは弟のF.ルブランとのペアで男子ダブルスも制し、二冠を達成。ヨーロッパ選手権史上初の兄弟ペアでの男子ダブルス制覇となった。

 

【男子ダブルス】
●準決勝
A.ルブラン/F.ルブラン(フランス) 5、9、3 コロジェツキ/ウルス(オーストリア/モルドバ)
シェルベリ/モーレゴード(スウェーデン) 10、6、2 ファルク/K.カールソン(スウェーデン)

●決勝
A.ルブラン/F.ルブラン 2、6、8 シェルベリ/モーレゴード

史上初の兄弟ペアでの優勝を果たしたルブラン兄弟

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