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欧州リポート

ヨーロッパ選手権混合ダブルスはロブレス/シャオ・マリアが優勝。スペイン選手同士のペアでは初の欧州タイトル獲得

 オーストリア・リンツで開催中のヨーロッパ選手権(個人戦)は混合ダブルスで優勝ペアが決定。ロブレス/シャオ・マリア(スペイン)がガルドス/ポルカノバ(オーストリア)を決勝で破って頂点に立った。(写真:ETTU)

 

【混合ダブルス】
●準決勝
ロブレス/シャオ・マリア(スペイン) 3-1 ゴーズィ/パヴァデ(フランス)
ガルドス/ポルカノバ(オーストリア) 3-2 フランチスカ/カウフマン(ドイツ)

●決勝
ロブレス/シャオ・マリア 3-0 ガルドス/ポルカノバ

 

 ゴーズィ/パヴァデを準決勝で下して決勝に進んだロブレス/シャオ・マリアは地元・オーストリアのガルドス/ポルカノバと対戦。各ゲーム点数は競ったものの、ストレートで勝利して優勝。サウスポー同士のペアながら、長くペアを組んでおり、抜群のコンビネーションでタイトルをつかんだ。

 スペインのヨーロッパ選手権でのタイトル獲得は史上2度目。2015年大会の女子ダブルスでシェン・イェンフェイがフー・メレク(トルコ)との国際ペアで優勝を果たしているが、スペイン選手同士のペアでの優勝は初となった。

 地元開催の大会で決勝に進んだガルドス/ポルカノバは惜しくも準優勝。しかし、ガルドスは45歳での決勝進出となり、2002年大会女子シングルスでの倪夏蓮(ルクセンブルク)の44歳を抜いて最年長決勝進出記録を更新した。

初のビッグタイトル獲得となったロブレス/シャオ・マリア

 

 また、男女シングルスはベスト32が決定。男子ではF.ルブラン(フランス)、モーレゴード(スウェーデン)らが順当に勝ち上がる中、WTTで好調なプレーを見せていたリンド(デンマーク)が2回戦でガチーナ(クロアチア)にフルゲームで敗戦。ゴーズィ(フランス)も若手のレジンスキー(ポーランド)にストレートで敗れた。女子は連覇を狙うポルカノバら上位ランカーが3回戦へ進出。第1シードのスッチ(ルーマニア)はカウフマンに貫禄の勝利。ベテランのポータ(ハンガリー)もパヴァデを2回戦で破り、健在ぶりを披露。一方でカウフマン、パヴァデと欧州のホープ2人にとっては厳しい結果となった。

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