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木材の匠たちが見せた「攻め」の顔。異端のセンターカーボン構造の実力は?

 昨年春に新たなラケットメーカーとして卓球市場に参入したセンターフィールド。他メーカーへラケット基板を供給し、ヒット作を生み出した実績もあるだけにラケット製造の技術は確か。同社が手がける「ラリーエース」ブランドのラケットには、木材の匠たちのこだわりが宿る。

 昨年末、第2弾となる新製品をリリースしたが、その中で注目は『リンバセンター』と『メイプルSセンター』。この2モデルはアウターでもなく、インナーでもない、合板の中心に1枚のカーボンを組み込む、異端の「センターカーボン構造」を採用。木材にこだわる、職人気質のブランドというイメージの強かったラリーエースが「攻め」の一面を見せてきた。

 追求したのは「木材のフィーリングと、木材では出せない弾みの両立」。その中で辿り着いたのが「センターカーボン構造」だったという。しかし、合板の真ん中にカーボンを入れれば良い、という単純な話ではなく、製造工程での苦労もあったとセンターフィールドの中田朝友さんは語る。

 『リンバセンター』はラケットに使用する木材としてはポピュラーなリンバ材を上板に使用したモデルだが、センターカーボン構造によって、この木材がどう化けるのか。困難を乗り越え、木材の匠たちが生み出したセンターカーボン構造、そしてラリーエースの実力は別冊『卓球グッズ2022』でチェックしよう。

 

【リンバセンター】
●攻撃用シェークラケット
●木材6枚+カーボン1枚
●グリップ:FL
●平均重量:92g
●¥17,600(税込)