<卓球王国2024年4月号より>
2018年にスタートした卓球ブランド「TWC」こと「ザ・ワールドコネクト」。この新規ブランドが最初に注目されたのは、プラスチック製ボールで、だった。
14年にボールはセルロイド製からプラスチック製に切り替わったが、当初は各社製品の品質が安定せず、メーカーごとの使用感の差も大きい時期が続いていた。そのようなタイミングで、リーズナブルなプラボールを提供し、予算に制約のある公立中・高卓球部やクラブチームなどから好評を博したのがTWCだった。
硬式球については、ブランド立ち上げ時から好評だったTWC。一方でラージボールについては、当初から高評価というわけには行かなかった。「ラージ大会の選球所で、TWCのボールを選ぶと、役員から『これでいいの?』と言われたのを覚えています」と苦笑するのは、TWC製品を扱うイルマソフトの瀧澤光功さん。
しかしラージ界でもTWCは徐々に浸透していった。中国の製造工場が研究・改良を重ねた結果、品質は確実に向上。それをリーズナブルな価格で提供したため、同社ラージボールの使用者は年々増加中だ。そしてついに、今年(2024年)7月の「全国ラージボール大会」で、『TWC ラージボール 3スター 44+』が大会使用球となった。
「TWCのラージボールはリーズナブルなので、練習でも試合でも使っていただいています。全国ラージを機に知る方もいらっしゃると思いますが、高品質・低価格でご提供している自負(じふ)がありますので、ぜひ打っていただきたいですね」(瀧澤さん)
各社ラージ3スターの中でも標準的な硬さと使用感で、トレ球なみの価格ながら3スターとして十分な品質を持つ『TWC ラージボール 3スター 44+』。「W」のロゴが映えるこのボールが、ラージ愛好家同士をラリーで繋ぐ橋渡し役になることだろう。
●JTTA公認ラージボール(44㎜)
●3個入 ¥396(税込) 6個入 ¥792(税込)
●素材:ABS樹脂
●イルマソフト㈱ スポーツトレーディング事業部
04・2936・4441
https://www.theworldconnect.jp/
photo >> Yoshinori Eto
text >> Hiromoto Takabe
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