現在公開中の映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』。アカデミー賞9部門ノミネート、また、主演のティモシー・シャラメが第83回(2026年)ゴールデングローブ賞の主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を史上最年少で受賞した作品で、日本でも映画関連グッズが人気になるなど話題を集めている。
ストーリーは、1950年代にアメリカに実在した卓球界の異端児、マーティ・リーズマンに着想を得たもので、日本人選手を破り世界一になるため、あらゆる方法で資金を稼ごうとする“サイテー男”の主人公マーティを、ティモシー・シャラメが最高に魅力的に演じている。
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主演のティモシー・シャラメ © 2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.
今回は、主人公・マーティの最大のライバルとなる日本人選手・エンドウ役を演じた、デフリンピック団体メダリストの川口功人選手(トヨタ自動車)に撮影時の裏話などを聞いた。
※「全国ろうあ者選手権 男子は川口功人が全勝で2連覇」(卓球王国WEB)

エンドウを演じた川口選手 © 2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.
Q:まず、『トヨタイムズ』(トヨタ自動車のオウンドメディア)で川口選手を知って出演のオファーが来たそうですが、最初に話を聞いた時はどうでした?
川口:最初に話を聞いた時は「詐欺なんじゃないかな」と(笑)。まさかアメリカからそんな話が来るなんて考えてもいなかったので、今でもびっくりというか、「そんなことある?」って感じです。
Q:撮影は日本とアメリカで行ったそうですが、川口選手が演じる「エンドウ」とはどんな役柄なのでしょうか?
川口:撮影はニューヨークと上野(東京)で計2か月くらいでした。エンドウは実際に世界チャンピオンになった佐藤博治さん(故人/1952年世界選手権優勝)がモデルになっていて、主人公のマーティの最大のライバルという役です。
Q:しかも、佐藤博治さんと同じように、ペンホルダーにスポンジラバーを貼ったカット主戦型で演じたと聞きましたが…
川口:(※川口選手はシェークのドライブ型)オファーをいただいた時も「俺、ペンじゃないよ?」って確認したんですけど、それでも「いや、問題ない!」って(笑)。そこから自分なりに練習したりして撮影に臨みましたけど、難しかったですね。
Q:撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
川口:本当に規模が違うというか、カメラも5、6台回っている中での撮影でした。「こんなところに自分がいてもいいのかな」と戸惑うところもあったんですけど、監督のジョシュ(・サフディ)をはじめ、スタッフのみんなが優しくしてくれたので楽しく撮影できたと思います。
Q:実際に完成した映画を見ての感想は?
川口:12月にアメリカであったプレミアに出席した時に見たんですけど、実際にでっかいスクリーンの中に自分がいるのが不思議な感覚。スクリーンの中に自分がいるのが気持ち悪いじゃないですけど(笑)、不思議でしかなくて。でも、上映が終わってから見ていたお客さんみんなが「良かった!」と言って握手しに来てくれたんです。その時に「協力できて良かったな」と思いましたね。
Q:最後に見どころをお願いします。
川口:自分の中では世界選手権でのエンドウとマーティの対戦が一番の見どころですね。映画自体もすごくおもしろいですし、普段見られないぼくの姿が見られるので、ぜひ見ていただけたらなと思います。

おそろしく豪華な顔ぶれの俳優陣。川口選手(右端)も負けてません。LAプレミアにて ©川口功人

主演のティモシー・シャラメと川口選手(LAプレミアにて)©川口功人
3月13日(金) TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
●監督・脚本:ジョシュ・サフディ
●出演:ティモシー・シャラメ(『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』)、グウィネス・パルトロウ(『アベンジャーズ』シリーズ)、オデッサ・アザイオン(『ヘルレイザー』)、ケビン・オレアリー、タイラー・オコンマ(タイラー・ザ・クリエイター)
●2025年/アメリカ/英語/149分/G/原題:Marty Supreme
●配給:ハピネットファントム・スタジオ
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