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ゾノ劇場と化したグランフロント大阪。ノジマTリーグ男子、静岡ジェードが木下マイスター東京を4−0で撃破!!

 

グランフロント大阪で開催されたTリーグの2日目。12時からの琉球アスティーダ対T.T彩たまの試合は、4−0で琉球アスティーダが勝利。琉球アスティーダは体調不良から復帰した張本が苦しみながらも曽根に勝ち、この試合からチームに参戦した中国の徐晨皓もダブルスと第4マッチの英田戦で2勝をあげ、鮮烈なTリーグデビューを果たした。

 

琉球アスティーダ 4−0 T.T彩たま

◯徐晨皓/周雨 4、7 木造/渡辺

◯吉村真 9、3、5 宇田

◯張本  −9、9、−4、5、7 曽根

◯徐晨皓 8、−2、−6、9、8 英田

 

16時30分からは静岡ジェードと木下マイスター東京が対戦。ここまで3位と健闘している静岡ジェードは監督兼選手の森薗を含めて4選手で大阪入り。対する1位の木下マイスター東京は戸上は欠場になったが、篠塚と林昀儒(タイペイ)が出場。

両チームともここまでの5試合でダブルスが全勝と好調。木下マイスター東京は大島/篠塚、静岡ジェードは森薗/龍崎のペアで、この試合で全勝ダブルスの対決が実現した。両ペアとも気合十分で激しい打ち合いになったが、1ゲーム目をジュースで取った静岡ペアが勢いに乗ると、続く2ゲーム目も取り、静岡ジェードが貴重な先取点をあげた。

 

静岡ジェード 4−0 木下マイスター東京

◯森薗/龍崎 10、6 大島/篠塚

◯森薗 −9、10、−7、6、10 篠塚

◯松下 9、10、−9、9 松島

◯松山 −9、9、5、10 林昀儒

 

森薗(左)が引っ張る形のペアだが、龍崎の的確かつアグレッシブなプレーも光る

 

ダブルスのうまさに定評のある大島(右)と篠塚のペア。この試合では篠塚がやや不調か

 

熱いぜ! 静岡ジェード

 

第2マッチはダブルスで戦った篠塚と森薗が再び対戦。試合後60秒以内にコートに入らなければペナルティ(点数を失点)が加算されるTリーグルールのため2人とも休む間もなくコートに入って試合がスタート。試合は篠塚がリードし、森薗は必死で追いかける展開に。最終ゲームは9−10でマッチポイントを奪われた森薗が気迫のプレーで逆転。今シーズンからウエアの背中に入れる名前を「ZONO(ゾノ)」としている森薗が、単複で2連勝し、チームを勢いづけた。

 

頼もしき監督であり、選手としてもチームをけん引する森薗

 

篠塚は試合のペースを握っていたが、最後にまくられた

 

第3マッチで松下が松島に競り勝って、静岡ジェードの勝利が確定。会場に詰めかけた静岡ジェードのファンが興奮し、立ち見も合わせた大勢の観客が両チームの戦いに拍手をおくったが、第4マッチではその歓声をさらに上回る出来事が生まれる。

この試合が今シーズンのTリーグ初出場の松山が、林昀儒を激戦で下す大金星。松山はよく切れた下回転サービスとナックルサービスをうまく混ぜて林昀儒のチキータを封じると、ロングサービスも積極的に使ってチャンスを作り続けた。林昀儒の厳しい攻撃に対しても一撃の両ハンドドライブでノータッチエースを奪うなど、ワールド級のプレーを見せた。

勝利の瞬間は、吹き抜けのグランフロント大阪の最上階まで響いたほどの歓声の中、両手をあげた松山。静岡ジェードが120%の力を見せて怒涛の4連続勝利。試合後はファンとサポーターと一緒に選手たちが喜びを分かち合った。

 

松下がチームの勝利を決めた

 

金沢ポート戦に続いて起用された松島。2戦続けての逆転勝ちはならなかった

 

松山は世界トップを相手にも臆することなく、パワフルな両ハンドで破った

 

4人全員の勝利ということで、4選手がヒーローインタビューに登場した

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