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韓国の可憐なカットマン、徐孝元が38歳にして引退を発表

韓国の卓球女子代表として長年活躍してきた徐孝元(ソ・ヒョウォン)選手が、2025年6月6日をもって現役引退を発表した。23年にわたるプロキャリアを締めくくる決断となった。彼女の引退は、国際卓球連盟(ITTF)を通じて公式に発表された。

長く韓国代表として活躍したカットマンの徐孝元は韓国の慶州市出身、1987年5月10日生まれの38歳。韓国では美人選手としてテレビCMに起用された。

徐孝元選手は、2014年のITTFワールドツアー・グランドファイナルで準優勝を果たすなど、国際舞台で数々の輝かしい成績を収めてきた。また、2019年のITTFチームワールドカップで銅メダル、2024年のITTF混合チームワールドカップ(成都)では韓国代表として銀メダル獲得に貢献するなど、団体戦でもその実力を発揮した。さらに、世界選手権や世界団体選手権に計10回出場し、2016年のリオデジャネイロ五輪にも出場するなど、長年にわたり韓国卓球界を牽引してきた。

彼女のプレースタイルは、優雅さと粘り強さを兼ね備えた守備的な戦術で、多くのファンを魅了した。その卓越した技術と不屈の精神は、世界中の卓球ファンに深い感動を与えた。

引退に際し、ITTFは「素晴らしいキャリアの最終章が書き終えられた。ありがとう、徐孝元!」と感謝の意を表した。

今後、徐孝元選手がどのような道を歩むのか注目される。彼女のこれまでの功績と情熱は、韓国卓球界にとって大きな財産であり、後進の選手たちにとっても大きな励みとなるだろう。

*写真は2021年世界選手権ヒューストン大会 PHOTO Remy Gros

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