6月26日より、京都・島津アリーナ京都で開催中の全日本実業団選手権大会。大会2日目の27日は、男子は決勝トーナメント1回戦までが終了し、女子は第1ステージ(予選リーグ)の2試合が行われた。
まず、男子決勝トーナメント1回戦の結果は以下のとおり。
〈男子〉
●決勝トーナメント1回戦
ケアリッツ埼玉(埼玉) 3-0 三洋化成(京都)
関西卓球アカデミー(大阪) 3-0 ㈱アマタケ(宮城)
岐阜信用金庫(岐阜) 3-0 イーグル工業(兵庫)
TOKYO GAS(東京) 3-1 トヨタ自動車(愛知)
鹿児島相互信用金庫(鹿児島) 3-0 湘南信用金庫(神奈川)
百五銀行(三重) 3-0 東京都庁(東京)
東都観光バス(東京) 3-0 ZEON(山口)
秋田市役所(秋田)3-1 ケアリッツ神奈川(神奈川)
日本郵政(兵庫)3-0 Panasonic(大分)
トヨタ紡織東北(岩手) 3-0 ㈱達見興業(神奈川)
瀬戸内スチール(広島) 3-1 Wizard(京都)
JR北海道(北海道) 3-0 日立笠戸(山口)
日の出医療福祉グループ(兵庫) 3−0 NTT東日本 東京(東京)
JR東日本高崎(群馬) 3-1 日本製鉄大分(大分)
東芝(神奈川) 3-2 蒲郡信用金庫(愛知)
シチズン時計(東京) 3-0 富士通(神奈川)
日本製鉄名古屋(愛知) 3-0 中国電力(広島)
男子は、第1ステージおよび、各リーグを1位で突破したチームによる第2ステージ(決勝トーナメント)1回戦が行われ、熱戦も多く見られた。日本リーグに加盟するシチズン時計や関西卓球アカデミーのほか、松下大星ら実力者を擁する新生チーム・日の出医療福祉グループも順当に勝ち進んだ。
順当にコマを進めたシチズン時計。写真は淺津(左)/阿部のダブルス
全日本選手権を3度制した髙島規郎氏、元世界チャンピオンの小野誠治氏という豪華な顔ぶれが並ぶ日の出医療福祉グループのベンチ
また、TOKYO GASはトヨタ自動車と熱戦を繰り広げ、3-1で勝利。2-1リードで迎えた4・5番はいずれもゲームカウント0-2と劣勢に立たされたが、4番・青山が畑から劇的な大逆転勝利を収め、チームの勝利を決めた。
決勝点をあげたTOKYO GASの青山
前半での岩城の勝利も大きかった
チームの勝利が決まった直後のTOKYO GASベンチ。南波(左端)はジェットコースターのような激戦の連続に、しばし呆然とした表情
その他、前回大会で波乱を巻き起こした岐阜信用金庫、混戦を抜け出した蒲郡信用金庫を退けた東芝などが、明日行われる決勝トーナメント2回戦に駒を進めた。なお、明日の決勝トーナメント2回戦からは、いよいよ男子のシード勢が登場。波乱の展開となるか、注目される。
昨年のインターハイ、男子シングルス3位の鈴木(写真)は日本製鉄名古屋から出場。第2ステージ初戦で中国電力を下して、明日につないだ
一方、男子と比べて試合数の少ない女子は、第1ステージの2試合が終了。昨年、大会を制した中国電力ライシスや、前期日本リーグで全勝優勝を果たしたレゾナックなど、日本リーグ1部上位勢はそろって無傷の2勝0敗と順調な滑り出しを見せた。十六フィナンシャルグループとオークワも、それぞれ無失点で2連勝し、明日の直接対決に臨む。
そのほか、トプコンが豊田自動織機に3-2で競り勝ったほか、松戸市役所が百十四銀行を3-1で下すなど、日本リーグに加盟のないチームの奮闘も随所に見られた。
単複で活躍を見せているトプコンの高杉。豊田自動織機戦では前半で原田に勝利
百十四銀行に勝利した松戸市役所だが、第1試合でキヤノンメディカルに惜敗し、現時点で1勝1敗。写真は百十四銀行戦で単複で2点をあげた秋山
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