お伝えするのが遅くなって申し訳ありません。去る12月26〜28日に江蘇省南京市の青奥(ユース五輪)体育公園体育館で行われた『2025中国卓球クラブ超級リーグ・プレーオフ』。中国リポート担当が2014年ユース五輪の男子シングルス決勝で、樊振東と村松雄斗の好ゲームを目撃した思い出の会場。自分もカットマンになろうかと思うくらい、試合後の村松くんはボランティアの女の子にモテモテでした。
……それはさておき、超級リーグ。プレーオフ男子は、上海地産集団の樊振東がブンデスリーガとの掛け持ちができず欠場。黄石華新の林詩棟も故障により、プレーオフ直前に出場を回避。エースを欠く両チームに実力差を見せつけ、山東魏橋・向尚運動が3連覇を達成した。記録は下記のとおり。
★★★ 2025中国卓球クラブ超級リーグプレーオフ ★★★
●男子準決勝
〈山東魏橋・向尚運動 3ー0 上海地産集団〉
◯梁靖崑/林昀儒 8、3、7 周愷/孫正
◯王楚欽 9、6、5 趙子豪
◯林昀儒 9、3、3 孫正
〈黄石華新 3ー2 仙頭明潤〉
薛飛/胡暢 ー4、ー5、ー10 林高遠/徐海東◯
◯向鵬 6、6、ー5、6 陳垣宇
胡暢 ー4、ー11、ー4 林高遠◯
◯向鵬 9、ー7、8、ー8、6 徐海東
◯薛飛 6、8、ー4、6 陳垣宇
●決勝
〈山東魏橋・向尚運動 3ー0 黄石華新〉
◯梁靖崑/林昀儒 1、4、5 薛飛/劉冠成
◯王楚欽 7、ー7、7、8 向鵬
◯林昀儒 2、7、4 劉冠成
※山東魏橋・向尚運動は3シーズン連続5回目の優勝!

超級男子3連覇を果たした山東魏橋・向尚運動のメンバー
山東魏橋・向尚運動は、WTTファイナルズ香港の準決勝を棄権した王楚欽の出場が危ぶまれたが、2番シングルスで確実に勝利。そして単複に出場した林昀儒の活躍が、王楚欽の負担を軽くした。
山東魏橋・向尚運動は、控えのメンバーにも周啓豪、黄友政、于子洋という実力者が控えており、実力も選手層の厚さも超級男子では随一。いや、世界最強のクラブと言っても過言ではないだろう。
2017年シーズンにチームが初優勝を飾った時は、林高遠、閻安、薛飛らが主力メンバーだった。優勝しているこの3シーズンは、主力選手の流出もなく、他チームとの差は開くばかりだ。

準決勝・決勝と単複で2点を挙げ、王楚欽の負担を軽くした林昀儒

黄石華新の向鵬は、王楚欽から1ゲームを奪うも及ばず

仙頭明潤の林高遠(手前)/徐海東。林高遠が単複2勝もチームは敗れる
それにしても今回の超級プレーオフ、男子の樊振東と林詩棟、女子の孫穎莎と王曼昱(準決勝は出場)が不在というのは、ファンにとっては寂しい限り。2025年の後半はWTTチャンピオンズマカオ、チャイナスマッシュ、アジア選手権(団体戦)、全中国運動会に混合団体ワールドカップ、そしてWTTファイナルズ香港とビッグゲームの連続。これでは故障するのも無理はない。
特に全中国運動会後の休養不足は、選手にとって負担が大きいだろう。2月の春節(旧正月)で少しリフレッシュしたいところだ。

あまりにハードな2025年シーズンを戦い終えた王楚欽。1・2月は休養を取りたい
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