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WTTのスティーブ・デイントンCEOが退任へ。組織の「新段階」への移行に伴い

卓球の国際ツアーを展開するWTT(World Table Tennis)は、スティーブ・デイントンCEO(最高経営責任者)が2026年5月1日付で退任することを発表した。今後は、円滑な引き継ぎのため数か月間は組織をサポートする。

2021年に始動したWTTは、グランドスマッシュやWTTチャンピオンズなど年間を通じた大会体系を整備し、競技の認知度や商業的価値を高めてきた。このたび組織が新たな段階に入り、収益基盤の安定化や戦略の見直しなど「持続的な成長」を目指す方針に転換するなか、リーダーシップの刷新が必要との判断に至ったとWTTは発表している。

デイントン氏は、ITTF(国際卓球連盟)のCEOとして8年、その後はITTFグループのCEOを務め、その間にWTTの創設を主導し、WTTの発展に貢献した。

スティーブ・デイントン氏コメント

「WTTの立ち上げに関われたことは、私にとってこの上ない名誉でした。構想段階から、世界的なプラットフォームへと成長したことを誇りに思います。理事会との前向きな話し合いを経て、組織が新たな発展段階に入るという認識で一致しました。家族と過ごす時間を増やし、次の挑戦に備えるためにも、今が退任の適切なタイミングだと感じました。卓球は生涯をかけた情熱です。この歩みを支えてくれた選手、ファン、パートナー、同僚、加盟協会、ITTFおよびWTT理事会、そして卓球コミュニティの皆様に感謝します」

WTT理事会 ペトラ・ゾーイング会長コメント

「スティーブはWTTの創設と初期発展において決定的な役割を果たしました。その貢献に心から感謝しています。WTTが次の段階に入るにあたり、組織の変化に応じたリーダーシップの進化が必要であると判断しました。彼が築いた基盤の上に、運営の最適化と持続可能な成長に改めて注力していきます」

WTTは現在、新たなCEOの採用を進めている。後任が決定するまでの間は、暫定的なリーダーシップ体制のもとで選手やパートナー、ファンへのサービスを維持する方針だ。

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