卓球王国 2024年12月20日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
インターハイ2021

同士討ちの女子ダブルス決勝、後輩ペアの大藤/横井が戴冠

 女子ダブルスは準決勝、決勝が行われ、四天王寺勢の同士討ちを制した大藤沙月/横井咲桜が優勝。準決勝、決勝の結果は下記のとおり。

 

【女子ダブルス】

●準決勝

大藤/横井(四天王寺) 7、12、3 山﨑/直江(明誠)

菅澤/中森(四天王寺) -9、8、-8、3、6 枝廣/?井(就実)

●決勝

大藤沙月/横井咲桜 -7、7、8、9 菅澤柚花里/中森帆南

 

 大藤/横井は明誠の左腕ペアを相手に完勝と言って良い試合運びを見せて決勝進出。一方の菅澤/中森は準々決勝に続きフルゲームまでもつれた末に逆転で決勝へ進んだ。

 決勝の第1ゲームは3年生ペアの菅澤/中森がコースを突いた攻めで2年生ペアの大藤/横井の威力あるドライブを封じてゲームを先取。しかし大藤/横井は2ゲーム目は逆を突かれても、台から下げられてもしっかりと回転をかけて返球するうちに菅澤/中森にミスが目立ちはじめ、ゲームカウントを1-1に戻す。

 3ゲーム目は同士討ちならではの厳しいサービス・レシーブでの先手の奪い合いとなり、一時は菅澤/中森がリードするも、ここぞという場面でミスが出て大藤/横井が優勝に王手をかける。4ゲーム目は菅澤/中森にやや攻め急いだ感のあるミスが続き、中盤でタイムアウト。ここから菅澤/中森の打点の早い連打が決まり出して9-7と逆転するも、次の1本を激しいラリーの末に大藤/横井が奪うと、4本連取で勝負あり。先輩ペア対後輩ペアの対戦は、後輩の大藤/横井に軍配があがった。

第4ゲーム7-9の激しいラリーで大藤がフォアストレートへ強烈な一撃を決めると、4本連取で一気に優勝を決めた

2年生ペア、静かに喜びを分かち合う

前陣での連打とコース取りで1ゲームを奪った菅澤/中森

リードを奪う場面も多かっただけに悔しさも大きいか

 

 大藤、横井の2人は明日に学校対抗決勝を控えており、シングルスでもともに優勝候補。女子の3冠達成は、大藤、横井の四天王寺の先輩にあたる武田明子が平成9年度大会で達成して以来となる。

まずはひとつ目のインターハイタイトルを獲得した2人。3冠達成なるか

関連する記事