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かごしま国体卓球、成年男子・鹿児島が大声援を背に劇的優勝

「かごしま国体 卓球競技」は最終日の本日、各種目の準決勝・決勝が行われた。成年男子では、地元の大声援を受けながら戦った鹿児島が、準決勝と決勝の激戦を乗り切って、会場の「あいハウジングアリーナ松元」は大いに盛り上がり、劇的な幕切れとなった。

鹿児島は佐賀との準決勝で、佐賀のエース・田中佑汰に2得点を奪われるも、2番・森薗が有延に、3番・村松が田添響に、5番・町が有延に、それぞれ接戦を制して決勝進出。決勝・和歌山戦では、1番で村松が定松に勝利、2番で森薗が高見から2ゲームを先制して押せ押せムードだったが、そこから高見に逆転を許す。3番・町も2ゲーム先取から藤村に逆転され、4番の森薗は定松に1−2とリードを奪われるという、完全な和歌山の流れ。しかし森薗が第4・5ゲームで気迫の踏ん張りを見せて逆転。5番で守護神・村松が高見を3−1で振り切って、鹿児島が大激戦を制し、会場がヒートアップした。

また成年女子の決勝・岐阜vs東京も激戦となり、横井を擁する岐阜が横井の2得点に加え、5番で鶴岡が東京・黒野のカットに対して粘りの逆転勝利を見せ、岐阜が優勝を果たした。

決勝で2得点、5番で優勝を決めた村松。重圧のかかる中で気迫のカットと攻撃を見せて鹿児島の優勝に大きく貢献

5番で鶴岡(右端)が2ゲームを先行されながらも粘り強く逆転し、岐阜に笑顔の優勝をもたらした

【成年男子】
●決勝 鹿児島 3−2 和歌山
◯村松 -7、3、8、4 定松
森薗 5、7、-7、-8、-6 高見◯
町 6、9、-5、-8、-11 藤村◯
◯森薗 7、-3、-5、5、7 定松
◯村松 7、5、-7、8 高見
●準決勝 和歌山 3−2 高知、鹿児島 3-2 佐賀
●5位 福井、広島、愛媛、兵庫

【成年女子】
●決勝 岐阜 3-2 東京
鶴岡 9、-10、10、-8、-0 三村◯
◯横井 6、5、-7、8 黒野
加藤 5、-12、7、-8、-8 高杉◯
◯横井 -10、8、9、5 三村
◯鶴岡 -7、-8、6、9、8 黒野
●準決勝 岐阜 3-0 佐賀、東京 3-2 福井
●5位 広島・鹿児島・神奈川・静岡

成年男子優勝:鹿児島

成年女子優勝:岐阜

少年男子の決勝は、野田学園高メンバーの山口と、愛工大名電高メンバーの愛知が激突。両軍の6選手が全員サウスポーという珍しい対決となる中、1番は愛知・坂井が山口・三木に快勝するも、2番から山口の木方、芝、三木が、愛知の萩原、中村、萩原に3連勝して優勝を果たした。少年女子は四天王寺高+リベルテ高の混成軍である大阪が、準決勝・東京、決勝・石川とも3−0で下して笑顔の優勝となった。

【少年男子】
●決勝 山口 3-1 愛知
●準決勝 愛知 3-0 兵庫、山口 3−2 石川
●5位 大分・島根・大阪・福岡

【少年女子】
●決勝 大阪 3-0 石川
●準決勝 大阪 3−0 東京、石川 3-0 栃木
●5位 岡山、兵庫、愛知、広島

かごしま国体の詳細報道は卓球王国2024年1月号に掲載します。

決勝3番で、愛知・中村とのゲームオールジュースの激闘を制した山口・芝

決勝3番で石川・日下部に勝利して大阪の優勝を決めた伊藤

少年男子優勝:山口

少年女子優勝:大阪

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