<卓球王国2022年2月号より>
「卓球をもっと新鮮に、ファッショナブルに見せる」という目的で、ITTF(国際卓球連盟)がラバーのカラー化を実現させ、(2021年)10月1日からカラーラバーの発売がスタートした。
もともとはヨーロッパの卓球メーカーが主導する形で試作されていたカラーラバーだが、日本の卓球メーカーの中でいち早くカラーラバーの開発に着手し、発売を決めたのがVICTASだ。
現時点(2021年12月)で日本の卓球メーカーでカラーラバーを発売しているのはVICTASだけ。
しかも、フラッグシップラバーの『V>15 Extra』(以下『V>15』)のブルーを発売したことからも、同社のカラーラバーにかける思いの強さがビシビシと伝わる。
「カラーラバーを出すならば、丹羽孝希選手をはじめとして、当社の契約選手にも使ってもらえるように、トップ仕様の『V>15』で出すことを決めました。実際に『V>15』ブルーを彼らに打ってもらいましたが、性能については赤や黒と変わらないという言葉をもらっています。
トップシートの色によって、性能に差が出るのではないかという先入観をお持ちの方もいるかもしれません。機械テストによる数値、そして選手による実技でも、色による性能差はないという結果が出ているので、安心して使っていただけます」(VICTAS・仲村錦治郎さん)。
VICTASのウェブサイトにある契約選手の試打動画でも、丹羽選手や木原美悠選手らが『V>15』ブルーをテストしている様子を見ることができる。丹羽選手は、「新しいことにチャレンジすることが好きなので、もちろん使います」と言っていて、世界選手権ヒューストン大会後に本格的に『V>15』ブルーで調整を行っているという。
オススメは、男子日本代表が着るVICTASのブルーのウエアを着て、ブルーの『V>15』を使う。想像するたけでかっこいいではないか。
●テンション系裏ソフトラバー
●¥6,600(税込)
●厚さ:MAX・2.0㎜
●㈱VICTAS
403・6219・1700
photo >> Yoshinori Eto
text >> Manabu Nakagawa
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